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一夫二妻制ってもう日本国憲法ガン無視な件について。

何か遅くなった。すまん。

「・・・あはは~。嘘でしょ?」

「嘘じゃないよ。こうへ~。」

「そうだよっ!こうちゃん!これで平和的に解決だよっ!!」

・・・う~ん、それはそれは・・・ってなるかっ!!俺は今にでもちゃぶ台返しならぬテーブル返しをしようとしたが、貧弱な体ではできないので諦めた。

「はぁ~。それでさ、俺はどうすれば言い訳?」

「う~ん、まずメイちゃんの部屋をつくろう!」

「お~。」

「・・・あれ?それだと、どこの部屋にメイの部屋を作るつもりだ?」

「えっ、こうちゃんの作業部屋。」

「・・・えっ?」

・・・へっ?あれ?これもしかして、俺の部屋、消滅する?一瞬、恐怖が背中の方にナイフを突きつけていた。背中にある刃を向けた少女たちの顔は結託してニッコリとした満面の笑みが浮かんでいた。


 結果。俺の作業部屋ではなく共同で使っていた和室が彼女の部屋になり、俺の作業部屋の位置はいつもいる今に何故か移され何故か共同寝室になってしまった。

「いやいや。なんで!?俺の作業部屋が消えることになるのっ!?」

「まぁ、ねぇ~・・・かぐちゃん。」

「うんそうだね~メイちゃん。」

「えっ?もしかしてさ、結託してる?」

「「ふふっ!」」

あっ・・・俺、これさ尻に敷かれるパターンじゃないか?そんな未来のことを頭で再生している時だった。スマホから着信が鳴り響いた。

「・・・これさ、どうせあれだろ。メイちゃんのお父さん。・・・ハイハイ。」

『あっ!出た出た!もしもし~おっ、康平久しぶり!』

「・・・えっ?その声は、あの親父なのか!?」

『・・・いや、あの親父って誰だよっ!?』

「あぁ、俺の方の親父かってこと。それで、いきなりどうしたの?」

『あ~。そっちに、メイちゃん来ただろ?』

うん、来たね。うん。・・・なんじゃこれ?親父が知ってる理由が分からんのだけど?

「いや、何で親父から?ふつうさ、こういう時メイちゃんの親が連絡渡す流れの話なのに・・・」

『そんな物語を挫くような考えは持つな。まぁ、伝言ってことで。・・・それで伝言ってのは・・・』

この時、俺は親父から伝えられた伝言は、何処か聞いたことがあるような言葉が並べられていた。その時だった。

「こうへ~。・・・誰と話してるのかな?」

「・・・」

「何か答えないの?こうへ~。」

「ひっ!」

メイの目から何故か今輝かしい光が失われ堕天していた。


「おい・・・」

「へっ?」

彼女の口調がいきなり変わり始めた。

「私を置いといて何しとるんじゃわれえぇぇ!!」

「えぇ!?!?ちょっ!メイちゃん!?」

「えっ?えっ??メイちゃん!?」

この時、メイちゃんが急に乱心したことによって俺とかぐやは完全に動揺を隠せなかった。

「あのなぁ~・・・おいっ!コウヘイっ!!聞いてるかっ!?」

「は・・・ハイッ!!」

「ちょっ!メイちゃん!!」

「あぁん??」

「・・・・あっ(察し。)」

この時、俺とかぐやは家の中で一番年下であるメイちゃんに正座させられバカすか怒られた。


 あっ、ちなみに親父から言われたことはこうだった。

『メイちゃんさ、お前と会えなくなって一時期荒れてたから、その名残が切れた時出るかもしれないから気をつけろだって。』

・・・それを言うのは良い。親父にしてはナイスだと思った・・・が。

「・・・・・・・・・・」

その本人のブチギレかたが予想以上だったことを除いては。

新ヒロインのメイちゃん。彼女は元ヤンとかじゃなくて康平君に会えないがあまりグレテしまったとかなんとか。まぁ、この辺は小噺に回すので・・・

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