小話3 〆切!!・・・を破りかける相棒氏
これは、没話ではないですよ~まぁ、新章で知れますよ。この後の話。
「やべぇ~、める。このままだと終わる気がしないんだけど!!」
「・・・それマジで言ってるの?遥斗。」
「あぁ、このままだとデスラインは確定で行くな。」
「それどうするのよ!また私は色んなとこに謝罪するの?」
それは・・・ホントにすまんと思ってるよ。でもさ、〆切ってもらっちゃうとついついサボりたくなっちゃうんだよなぁ~。
「安心しろ。それはさせないから。今、完全に降ってきた。確実に書き終わる!」
「マジ!」
「あぁ、大マジだ。・・・ってことで俺は少しの間ひきこもる。家のこと、任せた。」
「合点!!」
こうして、私、乙坂めると彼氏である如月遥斗はある意味面白い関係だ。彼氏であり彼女の関係でそして、作家と担当と言う謎すぎる関係。いつもは仲いいけどいつも周期的に喧嘩をするときがある。それが、アイツのデスライン超えるか超えないかの瀬戸際の時だ。
「さてと・・・バレてないっぽいな。今回だけ担当変えてもらって正解だったな。」
まぁ、催促がまぁまぁ鬼畜だったけど。
俺は・・・あっ、自己紹介やってなかった。さっき語ってた、めるの彼氏こと如月遥斗です。まぁ、別名、康平の相棒さんです。
「はぁ・・・なんだろ?付き合って史上、一番緊張してるかもしれん。後さ、作者がバグりかけてるよな完全に。大丈夫か?お前今回、担当代理なんだろ?
『まぁ、大丈夫なんだけど…今正直、頭がおかしくなりそう。』
・・・頑張ってくれ。俺は今から行ってくる。あいつに・・・めるに俺の決意を言うために。
そして、大体三時間経った。と同時に俺は彼女に渡す指輪を手をよくツッコむポケットに入れてさりげなくリビングに戻った。
「あっ、遥斗。終わったの?」
「あぁ、一区切りな。それでな・・・」
「その前にご飯食べない?」
「・・・確かに。腹減ってるわ。」
何日食ってなかったんだろ?多分・・・それくらい食ってなかったんだな~。
「じゃっ、夕飯今から出すわよ。」
「お、おぉぅ。」
俺が部屋に戻ると、めるは静かにご飯を用意してくれた。
「それで、今日の夕飯は何だ?」
「今日は・・・うん、何だと思う?」
「カレー?」
「ブッブ~!正解は中華でした!」
「おお~・・・エビチリあるか?」
「うん、あるわよ。」
「やったぜ!ささっ、早く早く!」
「分かったわよ!・・・もう、子供だなぁ~」
そうして、俺らはご飯を食べ始めた。その時俺らは色んなことを話した。そして、少し酒をたしなんで俺らの夕飯はそろそろ終わろうとしていた。
「「・・・」」
お互いが若干酔いが回って体が火照ったころ辺りに
「えへへ~遥斗~抱っこぉ~」
「はいはい・・・って、お前飲みすぎだろ。」
「え~・・・別にそんな呑んでないと思うよ?」
まぁ、飲みすぎなんだよ。うん。これどうやって話きりだそ?取り合えず、一回切り出すか。
「なぁ、める。今大丈夫?」
「うん~・・・だいじょぶだよ~。」
俺の膝に体を預けている彼女に質問すると寝ぼけるように返してくる。
「大丈夫なんだな。・・・じゃあ、める。言うぞ。」
「?・・・う、うん。」
「じゃあ、言うからな。俺と結婚してくれ。」
「・・・・えっ?ごめんなさい。ちょっと一気に酔いがさめたからもう一回言ってくれない?」
一つ言いたい。これさ、プロポーズやり直しってガチで恥ずかしくないか?
「・・・」
「ほら、早く言いなさいよ。」
「ちなみ、めるさんや。」
「何よ?」
「言わなかったらどうなる?」
「〆切期間次の巻の奴来週にするわよ?」
「・・・言わせていただきます。」
「そう、では早く言ってくださいまし。」
それは、ある意味殺しに来てやがる!!(精神と物理)
「じゃ、じゃあ・・・い、言うぞ!!」
「はい。」
「すぅ~~・・・はぁ~~」
「早く。」
「わーってるよ!・・・める。」
無愛想な彼女の声・・・と言うよりも少し不貞腐れている声だった。
「・・・・」
「俺と結婚してくれ。そして、これからも俺のことを支え続けてくれ。」
「はい、喜んで!!」
その時、彼女はしてやったりとドヤ顔を決めた後、満面の笑みを向けて俺に抱き着いてくる。それがあまりにも愛おしくてしょうがなかった。
「あっ。」
「どうかした?」
「そう言えば。」
「・・・?」
「あぁ、あった。める。左手出して。」
「え?・・・あっ。嘘。・・・ホントに!!」
「あぁ、マジだぜ。お前のために送るんだよ。」
「ホントに・・・嬉しいよ。遥斗。大好き。」
「あぁ。俺もだ。」
そして、俺らは額を重ね合わせて静かに笑みを浮かべた。その時の空は少しだけ月の光がいつもより輝いてるように感じた。
さて、次回!相棒と康平の二人回!さて、この2人がこの章で共通した行動があったのでそれを買いに行く回です。