気が付けば二日目(かぐやと美風と桔梗)
今回は、いつもより短めです!
一方、こうちゃんたちが釣りに行ってる時、私たちは森にある東屋で美風と桔梗の相談を受けていた。
「「それで、相談って言うのは?」」
「う、うん!きょ、今日の夜ってさキャンプファイヤーあるじゃん!」
「あぁ~あるね~。」
「そういえばあったわね。」
「えっ?なんか反応薄くない!?」
だって、過ごす相手が決まってるからな〜なんとも言えないんだよね〜・・・でも、そんな言ったら桔梗ちゃんだけど。
「まぁ~そう言われてもねぇ~」
「私たちはさ、一緒に過ごす人がいるわけだから…」
「・・・あっ。そうだね。」
「でも、桔梗ちゃんにもいるでしょ?」
私が言った瞬間、彼女は心臓が跳ねたようにポニーテールがビクッと跳ねた。
「それで、桔梗はさ今日のキャンプファイヤーどうしたいの?」
「えっ?」
「天羽君と一緒にいたいんじゃないの?」
「っ!!な、なんで?」
逆になんで分かったの!?みたいな顔してるけど・・・すっごい分かりやすいんだよな〜。
冷や汗垂らしてあんなに動揺してたらすぐに分かっちゃうよ。
「あのね、桔梗。」
「な、ななななな・・・何かな美風!」
「なんか、『なんでわかったの!?』みたいな顔に出してるけどすっごい分かりやすいよ。」
「嘘!?ボクってそんなに・・・分かりやすいの?」
この後、桔梗は悔しかったのか膝から崩れ落ちていた。
「さ、話を続けましょう。このままだと拉致あかないから。」
「そうだね。話そっか。」
「えっ?ボクは無視なの・・・・一応相談主なんだけど。」
「「そうだと思うなら早くこっち来て。さもなくばメインキャラ降格させるよ?(させるわよ?)」」
「・・・ハイ、すぐ戻ります。」
うわ〜私たち鬼畜。でもね、そうしないと話進まなくて困るし。
「まぁ、いいわよ。それでさどうするの?」
「ふうぇ?」
「・・・なんで、さっきキャンプファイヤーのこと言ってたわよね。」
「確かに。そういえばさ、桔梗はどうして天羽君が好きになったの?」
この後、まぁ、私は後悔したよ。だって、彼女の愛が爆発してなんか将来の計画まで話されて挙句老後のことまでを1時間くらいかけて話されたときは二人で死にそうになっていた。
「それでさ、どうやってボクは樹君をキャンプファイヤーに誘えばいいんだろ?」
「「・・・・」」
そこまできて、これだったら今までの話はなんだったんだろ?
あっ、雑談と言うか、茶番だ。
「・・・二人とも、何か案ない!?」
「う~ん?とりあえず、誘ってみたら?」
「いや、その方法を聞いてるんだよ!」
「あ~じゃあさ、こういうのはどうかな?」
私と美風は桔梗に提案をして、それを受け入れた。
そして、時間は夜に向かって静かに動き始めた。
次回!閑話で樹君と桔梗ちゃんの話です!!




