午後からあるイベントごとで釣りとかやってみたかった・・・
・・・
「・・・ええっと、今回企画してくれた朝瀬先生が何らかの原因で意識が曖昧なので今回は私、柳メイが担当しまぁ~す!!」
「「「おおおお!!!!」」」
・・・なんか、非リア男子の声がすさまじくて一瞬、女子と男子間に埋まり切らない溝ができたようだ。
「・・・それでさ~なんで釣りなんだ?」
「確かにね~・・・しかも食料調達も込みだしね~。」
「「「・・・は?」」」
重なった声に柳せんせの爆弾発言に、周囲が秒で固まった。そりゃ無いでしょ。何で食料を生徒に調達しようとしてんの!?ホントにブラックじゃん!!
この後、色んな説明が行われた。それは・・・
「それじゃ!第1回!!チキチキ!!1学年誰が一番の大物を釣るか!クラス対抗釣り大会!!はじめ!!」
・・・釣り大会だった。しかも今回、一番の問題はそこじゃない。釣れたら釣れたで食料になる。しかし最下位以外。つーか、何で最下位に対してこんなに厳しんだよ・・・飯抜きって普通に虐待か?
そう!何故かこの大会酷いことに釣れた魚によってポイントが変わる。簡単に表にすると。
ニジマス2pt
ヤマメ イワナ1pt
木-1pt
地球(竿の糸が切れる。)-10pt
アユ10pt
・・・あからさまに一つだけポイントが突出していた。まぁどちらとは言わないけど。そしてルールはこんな感じだ。
制限時間は3時間半
妨害は無し。
釣りの方式はフライフィッシング又はルアー方式。
そして、クラスの班から各代表3人が出る。
最下位は晩飯抜き!!そして、夕飯を食べるシーンを見る権利がある。(強制)
しかし俺は疑問に思うんだけど・・・地球を釣った時ってどうやって判断するんだ?
何かな?罰ゲーム。これ。なんでこれ設けたんだよ!!
とりあえず、この後朝瀬せんせは葬られることが一学年生徒代表会議で決まったとか。・・・つーか、そんな代表会議とかあるんだな。誰が一番上なんだろ?それ。色んな意味で気になるわ。
そして、俺らの班は俺、かぐや。そして・・・
「で、なんでボクになったの?」
「「・・・」」
「どうして?ボクは君たちにこう言われたはずだよ。天羽君との距離を縮めたいならここ来い!って言われたんですけど・・・」
あ~・・・なんかそんな話あったな。
「まあ、その辺は・・・」
「大丈夫だと思うよ、桔梗ちゃん!多分樹君、桔梗ちゃんのこと好きだから。」
「・・・えっ!?」
かぐやの爆弾発言によって、初白は顔を真っ赤に染めて頭から煙が出てきたかのように茹で上がっていた。うわ~、面白~い。
そうして30分くらい初白は、俺のことを罵倒しながら挙動不審になっていた。しかもグーで殴ってきたときはマジでゴリ・・・おっと、失言失言。
~始まって1時間30分経過。~
「あっ!釣れた!!」
「おっ!なんだ!?」
「ニジマス~」
「おぉ~ナイス!かぐや!」
「えへへ~こうちゃんに褒められた~」
うん、やっぱ俺の許嫁。可愛い。
~始まって約3時間経過残り30分~
「おっ!かぐや、釣れたぞ!アユだ!!」
「こうちゃん!こっちも釣れたよ!!イワナ!」
「やったな!!」
「うん!!」
俺とかぐやはのんびりとそしてイチャつきながら釣りを楽しんでいた。もう最高。そして一方では・・・
「・・・(シュッ・・バシャバシャ・・・ヒョイ・・・×14)はぁ~なんだろ?めっちゃ釣れてるんだけど。なんでだろ?」
この後、桔梗はさらに釣りに釣りまくって気が付けばクーラーボックスいっぱいにいろんな魚が入っていた。
「・・・あれ?ボク、なんで釣りしてたんだ?」
3時間半で30匹釣るという意味不明すぎる記録を作り上げたとさ。
ちなみに、作者曰く釣り堀でも無い限り3時間で30匹は無理だそうです。
一方でかぐやと俺はめっちゃいちゃつきながらもそれぞれ10匹以上釣りあげているけどある種そこにいる集団の非リアたちが砂糖を吐きまくって生きて帰ってきたのはほとんどいなかった。
意外に投稿早かった。
次回は来週!!多分火曜日前後で!




