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ハーレム部と萌え魔法  作者: 黒丸鴉
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変態な〈女装女子〉鶏陽菜那。



「はぁ、美少女、犯したい」


 というつぶやきが聞こえた。近くにいた部員がケダモノを見る目をこちらに向ける。


「ぼ、僕じゃないぞ」


と、即座に否定する。僕は思っても言わないぞ。……・たまに言うけどシロイと一夜の前では言わないぞ。発言したのは僕の隣に座っていたひなだ。声が声変わりする前の少年のような感じだっただろ? 僕の声とは違うぞ!


「な、なにをいきなり言っているのですか!け、汚らわしいです!」


 顔を朱に染め〈真面目ドジっ娘〉シロイが怒る。震える手で僕を指さしている。


「いや、だから、僕じゃないって、ひなくんだって」


 隣でかわいい顔をしているひなを指さす。


「いやー、でもさー正直さー、こんなに美少女に囲まれていたらムラムラするっしょ。なぁぶちょー?」


 にやにや笑いながら僕を巻き込むひな。こんなこと言っているけどひなは女の子だ(たぶんおそらく……きっと)。ひなの説明をしよう。ひな――鶏陽菜那、にわとり・ひなな、高等部一年で自称、男。そう、自分は男だと言っている。が、見た目は、男性の理想的な女子高校生の集大成のような見た目をした女の子に見える。髪はセミロングで服装は女子の制服、この学園は制服がないので、どこからから取り寄せた何着もの制服を着ている。


どうみても女だ。だが、自分は男だというし、美少女を愛しているという事実もある。結論として、学籍は女となっているので女なのだろう。過去に何かしらのトラウマを抱え、変身願望から今の状態になった様で、性同一性障害ではなくレズとも違うようだ。


 かなり複雑な心をしており、自分を男だと主張しながらも、女を捨てきれず女性の服を着ている。そして、女が好きだと良いながらも僕に惹かれている。さらにひな自信は、自分が女性だということを知識では知っている、というわけだ。僕が彼女を〈女装女子〉と呼んでも素直に受け止めている。


 以上がひなについてである。我が部で一番に複雑だ。


「ほら、部長もいつもみんなを見ながら裸を想像しているって、言ってるよー」


「いや、言ってないって!」


 勝手にねつ造するな、そんなことはしていな――くもないが。


「いやぁ、仲間仲間です。僕もいつも我慢しているんだよ。せっかくぶちょーも便利な〈モエルン〉をもっているんだからさぁ、ヤりましょうよぉ?」


 僕の肩に手を回して顔を近づけながらささやいてくるひな。


「さすが、萌儀田君はゴキブリ並の性欲ね」


 と、いつものようにさげすんだ目線で暴言を吐く〈メタ女王〉一夜。ゴキブリって性欲が強いのか?


「ふ、不純異性交遊はい、いけません!」


 顔を真っ赤に染め湯気を立てながらシロイが泣きわめく、って泣くなよ。


「人間の脳はほとんど使われていないと聞くですが、その部分を部長は性欲に使っているです。さすが部長様は違うです」


 と恋歌。

 何故僕ばかりが批判を受けるのだ?


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