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ハーレム部と萌え魔法  作者: 黒丸鴉
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地の文章を読む〈メタ女王〉春一夜。



 僕が珍しく机で勉強していた時の話。その机に座って僕を見下ろしていた一夜が話しかけてきた。


「ねぇ、三つ編み」


 ……勉強中。

 ……宿題中。


「ねぇ、三つ編み。聞きなさいよ」


「……三つ編みって僕のことか?」


 紙に走らせていたシャーペンの動きを止め聞く。


「そうよ」


「なぜ、いきなり呼び名が『三つ編み』になっているんだ?」


 僕の外見はヒミツな設定なんだぞ。ギャルゲ的に。


「そうよ。↑のようなことを書いてあるみたいだから、わざとそうしたのよ。ちなみ、用はないわ」


「会話で『↑』とか使うなよ!てか、用ないのかよ!」


 一夜の説明をしよう。フルネームは春一夜はる・いちや。彼女を一言で表すなら〈メタ女王〉だ。一夜の〈モエルン〉は地の文章を読む能力だ。メタ過ぎる。女王についてだが、中等部二年だが僕を見下してくるうえ、ツン(デレなし)でサディステックである。外見はたとえるなら水墨画で描いた美少女画。純日本風のストレートの黒髪に白皙の肌。和風顔だがとても栄えている。身長は中学生としては高く体型も大人びている。服装は着物を着ていることも多いが、基本的に黒い服を好む。


「『白皙の肌』は重複表現よ」


「地の文章を読むな!」


 心を読まれているようなものだ。おちおちエロいことも考えられない。


「まず気になることがそれとは、とんだ性欲の奴隷ね」


 上から見下ろす一夜お得意の目線でさげすまれる。やっかいな〈モエルン〉だ――ん。


「〈モエルン〉が発動しているということは、お前は今萌えているんだよな?」


 しかも、僕の〈モエルン〉による強制発動ではなく。


「っ……あなたの勉強に苦しむ姿を嘲笑っていただけよ」


 一瞬、間が開いた後そう答える。顔が若干紅く染まっている。つまり、いつも不真面目な僕が、珍しく真剣な顔をしていたのに萌えたと。


「ばっ……、み、三つ編みのくせに! 心を読むんじゃないわよ!」


「お前には言われたくない!」


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