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ハーレム部と萌え魔法  作者: 黒丸鴉
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ファッション好きな〈かっこいい女、たまに男〉緋日流白雪。



 〈ボクっ娘ボーイッシュ〉マキトがファッション雑誌を読んでいると、興味を示した白雪がやってきた。緋日流白雪ひかる・しらゆきというフルネームだ。白雪の外見等を説明しよう、白雪は高等部三年で大人っぽい顔つきと体つきをしている。一言で表すとかっこいい。身長も高く、体型もスリムだが肉がつくべきところにはついている。顔つきは美形男子のようだが、女性らしい目と鼻がかわいさを付加している。ファッションが好きで今日の服は黒にピンクの英字が入ったカットソーにヒョウ柄のパーカー、デニムのホットパンツに黒のストッキング、片耳に銀のピアスというコーディネイトだ。僕はファッションに詳しくないので、よくわからないが主観では似合っている。ヒョウ柄の服なんておばちゃんが着ているイメージだが、白雪が着るとカッコかわいい。というか、白雪にはどんな服も似合う。あと、今は黒く小さい紙袋を持っている。性格はすこし男っぽいがハーレム部部員に少ない常識人だ。


「アタシにはあんまり似合わなそうな感じだな」


 たしかにマキトが持つ本はかわいい系で少女向けの雑誌だ。


「白雪さんにはどんな服も似合うとボクはおもうけどね」


「ああ、僕も思う」


 マキトに同意する。


「ところで、白雪さんがさっきから大事そうに持っている紙袋はなんなの?」


「ああ、これは昨日買ったアクセでさ」


と、袋から小箱を取り出し、中に入っていたネックレスを見せる。それは、逆三角形をし、複雑なデザインが施された縦五センチ横が三センチほどのフレームで、楕円形の透き通った青と水色の中間の石が埋め込まれているペンダントトップだった。


「石の効果により印象はさわやかだが、複雑なフレームにより無骨さを追加している。良いデザインだな」


 僕が感想を言うと、


「そうなんだよ、ショップで見つけたとき一目惚れしちゃってさ、財布の中身をほとんど使って買っちゃったんだ。シルバー925でジュエルはブルーキュービックなんだぜ。人工のキュービックジルコニアでもデザインが良いからなっ☆ 財布が空でSuicaが切れていて、帰りに歩く羽目になったけどなっ」


 笑顔、興奮した顔で目をきらきらさせて語る白雪。マキトはあまり良さがわからなそうな顔で見ている。


「だが、それは男物だろ?白雪には似合うとは思うが」


 白雪ならひとせのような、だぶだぶシャツ&スパッツな格好でも似合う……それはないか?いや、逆ギャップで萌えるか?


「ああ、そうだ、これはアタシが男の時用だ」


と、ペンダントを撫で「ああ、萌える」とつぶやく。ぽむん、と白雪が青い煙に包まれ、煙が消えると白雪が変身していた。顔はあまり印象が変わらないが、首が少し太くなり肩ががっしりとなる。全身が筋肉質になり胸はなくなる。簡単に言うと白雪の〈モエルン〉は自らの性別の転換だ。萌えると男だと女になり、女だと男となる。


「おっぅっと、この服で男は変だ!着替えてくる」


と言い捨て白雪は更衣室に向かっていった。


「うん、白雪くんはかっこいい……」


 と、うっとりとした顔でマキトがつぶやいた。おい、僕より白雪の方が上なのか!


 更衣室の方から、


「しまった! メンズ用のチェーンがない! やばい、メンズ用の靴もない! おうっ、なんだと! 男物の下着もないじゃないか! これでは俺は女装の変態だ! 女性物の下着つけているとかどんな変態だよ!」

 と白雪の叫び声が聞こえた。


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