僕の辞書に無い勇気に言葉はキミがくれたんだ
カタカタとキョコがノートPCをタイプする音が聞こえる。
「何書いてんだ? やおい?」
僕が尋ねる。
キョコはタイプする手をいったん止めて答える。
「違います。これはなんと、バトルモノです」
「へぇ」
「興味ないですね!?」
「嘘嘘、どんな小説? 異世界転生奴隷ハーレムモノ?」
「そんなの私が書くわけ無いでしょう・・・・・・奴隷は完全にだめとして、ハーレムもほどほどにだめですし、転生モノには飽きました」
「さっすがに転生は飽きたよね」
「今回の私めの小説は、モエルンをテーマにした小説なのです。モエルンを〈MOE〉と呼び能力によってABCと格付けされている世界が舞台です、そこで現れるモンスターに対して、アタッカーと呼ばれる戦闘者とスターターとしてアタッカーを萌えさせ、ともに戦うというストーリーです。MOEを発動っする時にはキスするんですよ、萌えますね」
・・・・・・小説家志望は自分の小説を語らせると長いなぁ。
「モンスターはどんな奴なんだ?」
「萌えを超えて性欲に達しってしまったひとの暴走するMOE、通称〈もえモンスター〉です!」
「・・・・・・〈もえモンスター〉ぷっ・・・・・・〉
不覚にも笑いを漏らしてしまう。キョコが頬を染める。
「良いじゃないですか〈もえモンスター〉!」
「はっは・・・・・・良いじゃないかもえモンスター」
「馬鹿にしてますね・・・・・・ちなみにキャッチフレーズは『僕の辞書に無い勇気の言葉はキミがくれたんだ』です」
「そうか『僕の辞書に無い勇気の言葉はキミがくれたんだ』・・・・・・ふ『僕の辞書に無い勇気の言葉はキミがくれたんだ』」
「もー、また、馬鹿にしてますねー!」




