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ハーレム部と萌え魔法  作者: 黒丸鴉
31/32

 僕の辞書に無い勇気に言葉はキミがくれたんだ

 カタカタとキョコがノートPCをタイプする音が聞こえる。


「何書いてんだ? やおい?」

 僕が尋ねる。


 キョコはタイプする手をいったん止めて答える。

「違います。これはなんと、バトルモノです」


「へぇ」


「興味ないですね!?」


「嘘嘘、どんな小説? 異世界転生奴隷ハーレムモノ?」


「そんなの私が書くわけ無いでしょう・・・・・・奴隷は完全にだめとして、ハーレムもほどほどにだめですし、転生モノには飽きました」

「さっすがに転生は飽きたよね」

「今回の私めの小説は、モエルンをテーマにした小説なのです。モエルンを〈MOE〉と呼び能力によってABCと格付けされている世界が舞台です、そこで現れるモンスターに対して、アタッカーと呼ばれる戦闘者とスターターとしてアタッカーを萌えさせ、ともに戦うというストーリーです。MOEを発動っする時にはキスするんですよ、萌えますね」


 ・・・・・・小説家志望は自分の小説を語らせると長いなぁ。


「モンスターはどんな奴なんだ?」


「萌えを超えて性欲に達しってしまったひとの暴走するMOE、通称〈もえモンスター〉です!」

「・・・・・・〈もえモンスター〉ぷっ・・・・・・〉

 不覚にも笑いを漏らしてしまう。キョコが頬を染める。

「良いじゃないですか〈もえモンスター〉!」

「はっは・・・・・・良いじゃないかもえモンスター」

「馬鹿にしてますね・・・・・・ちなみにキャッチフレーズは『僕の辞書に無い勇気の言葉はキミがくれたんだ』です」

「そうか『僕の辞書に無い勇気の言葉はキミがくれたんだ』・・・・・・ふ『僕の辞書に無い勇気の言葉はキミがくれたんだ』」

「もー、また、馬鹿にしてますねー!」


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