えっ、テストで九〇点台ってそんな簡単とれたっけ?
テスト期間が終わりテストが帰ってきた。部員のみなも一喜一憂している。いや――一喜一喜している?
「ぶちょーどうだった? てすとてすと」
ひながテストを手に話しかけてきた。持ってくるということは点数に自信があるのだろう。
「じゃーん、保険たいく一〇〇点!」
ひながテストをかざしてくる。
「〈たいいく〉な。ちなみに僕も保健体育だけ一〇〇点だぜ」
「きもちわるいわね」
一夜の台詞は相変わらず厳しい。
「別に保健体育だからって性的ことばかりじゃないだろ」
健全な肉体を得るための教育だぞ。
「そういう発想が出る時点できもいわね」
そういう一夜はテストの成績どうなんだよ。
「全教科八〇点超えよ」
えっへんと胸をはる一夜。こういう幼い行動に、まだ中二なんだなと感じられてかわいい。
「幼くて悪かったわね」
「出た、一夜の地の文読み――みんなは点数どうだった?」
「全教科百点」
「同じく全教科百点」
「ひゃくてーん」
と続くのは白雪とチャチャ、ネコミである。その点数で当然だと思っているので憎めない。ネコミはなぜか海外の大学で着てそうな帽子をかぶっている。
他の人にも聞いて回ったがほぼ全員が八〇点台から九〇点以上と優秀だった。この部活には秀才と天才しかいないのか、ならなぜいつもこの部活ではバカばっかおきるんだ。僕のせいか僕のせいなのか?
「仲間はずれにされた気分・・・・・・」
例外は、
「テスト? 全文零点よ。だって受けていないもの」
というひとせと。
A 世界が平和なら万事解決!
と回答用紙にでかでかと書いたとらりだけだった。




