格闘ゲーム大会→リアル格闘大会。
今日は四人対戦格闘ゲームで遊んでいた。メンバーは僕に加えとらり、キョコ、くぅ子。
以上の四人がテレビの前のソファに座る、白熱した対戦をしていた。
「おい、なんだよ! くぅ子ちゃんとぶちょう! 協力するのはずるいんだよ!」
「いや、僕は別に協力するつもりはないんだが……」
くぅ子はいつものように無表情なジト目(矛盾)で、クールにコントローラーを握っている。
「私はいつでも……あなたに尽くす」
いつものようにクールにデレデレである。
「しかし、くぅ子、最終的には僕をぶっ飛ばし一位になっているよな?」
おかげで僕は毎回二位である。くぅ子は最多一位だ。
「愛よ? 殺したいほどにあなたを愛しているの」
「怖いな!」
無表情に怖いこと呟くな!
「……しかしですね。この対戦格闘ゲームには美少女のキャラしかいないんですか?」
と、キョコが話しかけてくる。
「いないな! そういうゲームだ」
美少女格闘ゲームだ。
「胸が揺れて、パンツがよく見えるんですけど?」
「……そうだな、そういうゲームだ」
「……やめて良いですか?」
「はい、……ゴメンナサイ」
僕が謝っていると、
「あ、この操作する奴の棒が、折れたんだよ!」
隣でとらりがびっくりした声で、びっくりすることを言う。
横を見てみると、とらりが持つコントローラーのアナログパットが折れていた。
「……なんで折れた!」
「……怪人の仕業なんだよね?」
こちらから目をそらしつつとらりが言う。
「とらりの仕業だ!」
「ぶちょう……ウソをつくなんて悪い子なんだよ?」
「……逆だろ」
「あー、もうっ! こんなよくわからないものより、こっちだよ!」
とらりがどこからかともなく、木刀を取り出す。
「リアルファイトする気か!」
そんな風に僕がとらりとケンカしている間も、着々と対戦は進み。
結果、総合勝利数はキョコが一位となった。




