ふぁんぶっく4 はみ出たQ&Aコピーシテペッタン
ふぁんぶっく4を書く時に、はみ出たQ&Aをコピーシテペッタンしました。
回答が「はい、そうです」になる質問はこっちで良いかな? と思って……。
Qコルネリウスは足払いメッサーされなかったとしても、大領地の上級貴族から次に狙われるであろうハルトムートに教えてあげなかったのは何故でしょうか?
A申し訳ありませんが、質問の意味がよくわかりません。ハルトムートが次に狙われるかどうかなんて、どうしてコルネリウスにわかるのですか?
Qヴィルフリートの名前って、ヴェローニカが分かりやすくアーレンスバッハに胡麻スリするためにアウブ・アーレンスバッハの名前から名付けたんでしょうか。
Aいいえ、そんな設定はありません。私が人名辞典から選びました。
Qシュバルツとヴァイスへの魔力供給で、協力者のこと(協力者として登録すれば他の者も魔力供給できる)をローゼマインはどのようにして知ったのでしょう?
A協力者に関しては本編でソランジュ先生が教えています。
Qフェルディナンドに名捧げした人間は何人でしょうか?
Aユストクス、エックハルト、ラザファムの三人です。
Qヴェローニカから守ってくれるヒルシュールに初恋を感じたりしてんですか?
A妄想は自由ですが、そんな設定はありません。
Qもしガブリエーレがアウレーリアの様にエーレンフェストに馴染もうとすれば、夫ごと上級貴族に落とされなかったのでしょうか?
Aはい。落とされませんでした。
Q領地の紋章に様々な動物が出てきますが、ユルゲンシュミットに実際に存在する動物なのでしょうか? それともアライグマとグリュンのように、強いて例えれば似ている動物なのでしょうか?
A魔獣が多いので、強いてたとえれば似ている感じです。
Qアウブの騎獣の頭の数が領地によって違うのは何故でしょうか?アーレンスバッハはイルカの頭2つ、エーレンフェストは3つ、と領地によって数が違うのはなぜですか?何か規則性があるのでしょうか。
A紋章を決めた時のイメージで、規則性は特にありません。
Qヴェローニカの貴族院の専門コースは、未来の領主夫人という点で、文官コースなのでしょうか。
Aそうですね。
Qフェルディナンドがゲオルギーネの里帰りの際に、父親の葬式以外に帰ってきていないと言いましたが、フロレンツィアや、コンステンツエも里帰りしてないと思うのですが、魔力不足や粛清前はしていたのでしょうか。
A粛清前は領主一族の行き来も盛んでした。ヴェローニカから逃れるためというのが、一番大きな理由でしたが、フロレンツィアも里帰りしていました。粛清を回避できるように匿った貴族達がいるため、中央からフレーベルタークとの関係に目を付けられるので、里帰りはしていません。ゲオルギーネは別に帰省してもよかったのですが、ジルヴェスターが領主となったエーレンフェストに帰りたくないので帰っていませんでした。
Qヘンリックは製紙、印刷業で使いやすい文官として、下級貴族としてはかなり重宝されているのでしょうか?
A平民と貴族の仲立ちをしやすい者が取り立てられたので、同時に取り立てられた者達は基本的に重宝されています。ヘンリックが突出しているわけではありません。
Qギーベ・イルクナーとヘンリックは魔力圧縮を教えられたのでしょうか、それとも金銭的に、子供を優先したのでしょうか。
A子供を優先するため、本人達は辞退しています。
Q作中で、フェルディナンドの激マズ回復薬に慣らされたローゼマインには普通の回復薬では効果がない、という記述があったかと思いますが、激マズ回復薬を日常的に使うことがなければ普通の回復薬でも効果があったということなのでしょうか?
A今でも全く効果がないわけではありませんよ。激マズ回復薬に比べると効力が弱すぎて、ローゼマインには効果が感じられないだけです。
Q収穫祭の時のハルトムートの叔父はオティーリエ側の兄弟ですか?
Aそうです。
Qボニファティウスは上級貴族として洗礼式予定だったのですか?
Aいいえ。領主の子なので、普通に領主一族ですし、弟が成人するまでは次期領主教育を受けていました。
Q1年生でローゼマインの圧縮法を覚えたシャルロッテとヴィルフリートは将来的に、ハンネローレやオルトヴィーンの魔力量を超えますか?
Aヴィルフリートやシャルロッテが真面目に圧縮すれば同程度にはなるのではないでしょうか。……というのも、大領地が大領地として存在しているのは様々な知識や経験の積み重ねによるものです。ローゼマインの圧縮方法を知らなくても、別の圧縮方法があります。
Q以前シャルロッテがヴェローニカを苦手としているような記述がありましたがヴェローニカはどのように接していたのでしょうか?やはりヴィルフリートを溺愛しシャルロッテには冷たくあたっていたのでしょうか?
Aそうです。本編、SS置き場に加えて10月発売の「短編集」をご覧くださいませ。シャルロッテ視点の特典SSが収録されています。
Qヴィルフリートとローゼマインの婚約でシャルロッテが領主になることはなくなりましたがシャルロッテに領主になりたかったという気持ちはわずかでもあったのでしょうか?
Aそう育てられていましたし、彼女にとって領主候補生は領主を目指すものですから。
Qハルトムートだけエーレンフェストの中で他国との交流を見据えるなど視野が広く、領主候補生のヴィルフリートに魔力量で引けを取らないつもりの発言があります。大領地のクラリッサが両親から文句を言われない相手という割にライゼガング系の中では傍流に当たるので、ふしぎです。ハルトムートの両親のどちらかがフロレンツィアの輿入れの時に来たアウブの血を引く上級貴族なのでしょうか?
Aいいえ。どちらもライゼガング系の貴族です。ただ、ライゼガングには領主の傍流の血は入っています。
Q現アウブ・フレーベルタークがアウブに就任したのは、中立のエーレンフェストの領主候補生を第1夫人に、同母妹を、エーレンフェストの第1夫人にしてたのも大きかったのですか?
Aはい。先代や次期アウブと目されていた異母兄達は粛清されました。中立のエーレンフェスト出身のコンスタンツェを娶っていた彼が最も中央に睨まれにくいため、アウブに就任することになりました。
Qフロレンツァは、ジルヴェスターとの婚姻が決まる前は、どこに嫁がされる予定だったのでしょうか。
Aいいえ。ジルヴェスターが頑張ってアピールしていましたし、当時、第三夫人の娘はそれほど重視されていませんでした。下位領地とはいえ、第一夫人になれるならいいんじゃない?って感じです。
Qリュティガーに、同母や異母の兄弟はいますか。
Aいます。
Qグンドルフ先生は、成年時にシュタープを取得した領主候補生だったのでしょうか。
Aはい。
Qもしドレヴァンヒェルが負け組だった場合、グンドルフは元領主候補生の上級貴族として、負け組のアウブに次ぐ処刑候補だった可能性があったのでしょうか。
Aはい。
Qオルトヴィーンには異母兄がいるようですが、アドルフィーネの異母兄、異母弟どちらになるのでしょうか。
Aどちらもいます。
Qドレヴァンヒェルのギーベは、上級貴族のみなのでしょうか。
Aそうです。
Qエーレンフェストのローゼマインの同期生8人って全員の名前とコースって決まってますか? ヴィルフリート(領主候補生)、ローゼマイン(領主候補生)、フィリーネ(文官)、ローデリヒ(文官)、グレゴール(騎士)まではわかるのですが、カティンカとエリーアスのコースとあと1人のコースと名前って決まっていますか?
A本編に必要のないことは決めません。決まっていません。同級生Aです。
Q第一部Ⅱの巻末、ギュンターの求婚場面で、騎士の真似をして、エーファに魔獣から採った魔石を捧げたとあります。その場合、妊娠中の胎児に対する影響が出る事は無いのでしょうか?早い話、マインの身食いはその為、ということは無いのでしょうか?
A別にそれが原因ではありません。
Q第三部Ⅱに【神殿の守り】守りの魔術具に魔力を込めたことで感知できたり、守りの魔石のある場所が覗ける描写がありますが、これは個人が持つお守りでも同じような機能を持たせることができますか。白の建物だからこそできることなのでしょうか。
A白の建物だからできることです。個人のお守りにはできません。あ、領主一族がエントヴィッケルンで白い石の靴を作製し、靴に守りの魔石を付けて魔力供給していれば、危険を感じたり水鏡で周囲の様子を確認したりできるかもしれません。靴なのは、礎の魔術に繋がる地面や建物と接する必要があるからです。理論上は可能です。……ただ、相当魔力の無駄遣いになる上、石の靴は負担が大きいでしょうし、女性の靴にした場合は確認できるのはスカートの中くらい……かな?
Q領主候補生、上級貴族、中級、下級、といった貴族の位や分類は魔術的にはどういうシステムで決定・判断されているのでしょうか?
A本編に出ているように、貴族の階級を決めるのは家系と魔力量です。洗礼式で光らせる金属棒のような魔術具。あれで家系というか階級に対する魔力量の足きりがあります。
Q魔力の色は平均的な全属性だと虹色でなく白なのですか。
A本編にあるように属性と魔力量が多いほど色合いが淡くなります。
Q魔力の使い方の区別は以下のようなのでしょうか。また、以下とは違う線引きがあるのでしょうか。
・シュタープでしかできない
各種道具に変形、ヴァッシェン、ロート
・魔術具があればできる
調合
・洗礼式で送られる指輪があればできる
祝福
・何もなくてもできる
魔力を流す、威圧、身体強化
Aちょっと大まかすぎてどう答えれば良いのかわかりません。間違っている部分だけ指摘させていただきます。ヴァッシェンやロートは同じ効果を発する魔術具の使用で可能なので、「魔術具があればできる」に分類されるのではないでしょうか。第二部でビンデバルト伯爵相手にマインがしていた直接魔力を放つことは「指輪があれば可能」です。魔力を流すのは魔石かシュタープか何かないとできません。
Qフェルディナンドとハイスヒッツェのディッター勝負で、最後はマントに手出しできない、ということで勝負が決まりましたが、守りの刺繍を施されているマントは剣の一振りで切れてしまうのでしょうか? だとすると、守りの刺繍はどのような防御ができるのでしょうか?
A切れてしまう恐れもありますが、ハイスヒッツェ自身が妻のマントを攻撃することに躊躇ったというか……。当時は婚約者だったハイスヒッツェの妻の刺繍が強化されていなければ攻撃を軽減することはできても、完全に防ぐのは難しいです。(フェルディナンドは勝手に手を入れて強化しています)
Qテロリストはどうやってターニスベファレンの幼体を多数用意したのですか?捕獲し易いのかそれとも繁殖させたのでしょうか?
A勝手に周囲の魔力を吸収して成長するので、ターニスベファレンは親が面倒を見る期間が短いです。そのため、幼体のいる場所を把握していれば捕獲は比較的簡単です。
Qルングシュメールの癒しとフリュートレーネの癒しの違いは何でしょうか。ルングシュメールの癒しは生物の怪我の治癒、フリュートレーネの癒しは魔力の回復、ということで合ってますか?病気は治せないのでしょうか。
Aルングシュメールの癒しは怪我の治癒、フリュートレーネは清め、解呪、魔力の巡りを良くする感じ。魔力を増やせるわけではありません。
Q名捧げにおける苦痛は、主と捧げる側の魔力の差が大きいと大きくなるのでしょうか?差がほとんどない場合は、苦痛を感じなかったり、快楽を感じたりしますか?
A差が大きいと苦痛が大きいです。差が少ない場合も、苦痛は少ないですが、さすがに快楽を感じることはありません。名を捧げることができた喜びに恍惚とする者はいます。変態か? 変態です。
Q貴族の愛玩動物として人気のシュミルですが、寿命はどのくらいですか? フェルディナンドはジルヴェスターが飼っていたブラウにあったことがあるのでしょうか?
A寿命は五~十年です。ブラウはあまり長生きできなかったので……。
Qもしエグランティーヌとの婚姻が条件になかった場合、王子たちはどのように次期王を目指したのでしょうか。
Aジギスヴァルトは次期王として大領地の第一夫人を求め、アナスタージウスは次期王を目指そうともせずにエグランティーヌの求婚に全力……今と同じですね。
Q元々中央の神殿に居た神官達の由縁は、中央貴族となった人間という認識で合っているだろうか?
A元々がどの時代を指すのかわかりません。昔は成人後に結婚できなかった傍系王族の男性と女性の一部が中央神殿へ送られていました。政変の際に傍系王族として召し上げると還俗させて戦いに参加させたり、粛清があったり、魔力量的な意味で激減した中央貴族の穴埋めに駆り出されたりしたので、元々の青色神官や青色巫女は中央神殿にもほとんどいません。
Qジルヴェスターの乳母子のリヒャルダの息子or娘は今何をしているのでしょうか? 本編で近しく関わってない所を見るとあんまりジルヴェスターと仲良く無いのでしょうか? 関係性としての乳母子大好きなので気になった次第です。
A乳母とは言っても、実際にお乳をやるわけではありません。魔力的に少々問題があるので、乳母は洗礼式前の子供の世話係兼教育係のような存在です。本編に出ている通り、グードルーンとユストクスがリヒャルダの娘と息子です。トラウゴットの母親とフェルディナンドの側近をしています。二人はジルヴェスターではなく、ゲオルギーネの乳母子という方がしっくりくる関係ですね。グードルーンはゲオルギーネが結婚でいなくなるまで彼女の側近でした。
Qジルヴェスターの第1夫人にアーレンスバッハの領主候補生を欲しがってましたが、当時のアーレンスバッハとの関係では、嫁にやる意味がなかったと思うのですが、関係なかったのでしょうか。
Aゲオルギーネを第三夫人としたのにヴェローニカが期待していたような繋がりになっていなかったため、年月と共に薄れていくアーレンスバッハとの関係を強化するためにジルヴェスターの嫁も求めました。実現しませんでしたが。
Q最高品質の布地を作る糸の、元となる素材は何ですか? どこで、どうやって取れますか?
Aそれは色々としか……。まず、最高品質の布が魔術具に関係するものなのか、正装用などの衣装に関するものなのか、夏物の布なのか、冬物の布なのか、それぞれによって必要とされる生地や糸は変わります。
Q印刷工房が色々できました。それぞれの特色が出てくるのはこれからでしょうが、工房や作家事に表紙に色や模様、紙を変えているのでしょうか? それともローゼマイン様だけが特別であって、後は工房事にある紋章の違いだけですか?
Aローゼマイン工房で作られた本を参考に、それぞれの工房で作られたことがわかるように工夫しています。
Q仕留めたばかりの魔石やフェルディナンドのお守りで魔力を扱い祝福を贈ることは可能ですか?
Aできません。その用途の魔石ではないので。
Q学生時代のフェルディナンドにターニスベファレンを嗾ける方法を思い付いたのは誰ですか?
A当時のエーレンフェストの騎士見習いAです。今は名前が付いていません。その辺りを詳しく書くことがあれば名前が付くでしょう。
Q貴族院は各領地の寮と講堂、中央棟、文官、騎士棟などがあるようですが、外部からは転移陣からしか出入りできない。となると、貴族院から王宮や中央神殿、中央貴族や商人、平民の中央領地居住地とはどれぐらい離れているんでしょうか?やはり出入りは転移陣だけでしょうか?
A貴族院が特殊な土地なので、そこへの出入りは距離に関係なく転移陣だけです。
Q領主候補生は婚姻以外では領地を移れないということですが、グンドルフ先生は領内の上級貴族と養子縁組をした後に中央に籍を移したということですか?
Aそうです。
Qマインの誕生季でもある夏を司る大神、火の神ライデンシャフトの祝詞はどのようなものでしょうか?
Aどういう時に使用する祝詞でしょう? 洗礼式と成人式でも少し違います。
Q魔力の色は魔力全体を一とした場合の七属性の割合的に考えていたのですが、貴族の婚姻において問題となるのは割合だけでしょうか。たとえば土の一属性同志で魔力の大きさが大きく違っていた場合、色は同一で染める必要はないように思えますが、子供はできますか。
A魔力量に大きな差がなく、魔力が合えば子供はできます。子ができるかどうかに属性はあまり関係がありません。生まれた子の属性が何になるかは親の属性が関係します。
(追記)
ふぁんぶっく4Q&A
P84
Qレティーツィアの同母兄弟は領主候補生として貴族院に通っていますか。
Aはい。アドルフィーネやオルトヴィーンの異母兄妹の中に存在します。
翻訳者の方からこちらの回答と本編の記述を突き合わせると曖昧すぎるというご指摘をいただき、「なるほど。説明が完全に足りていないな」と思ったので追記です。
TOブックスには連絡済で重版時にはふぁんぶっく4を修正していただく予定ですが、購入済の読者の方が多いと思うので、こちらにも追記しておきます。
→Aはい。異母兄妹の中に存在します。レティーツィアの父親は領主一族ですが、その息子は養子縁組しなければ上級貴族です。そのため、優秀さを示してアウブと第二夫人の子として養子縁組し、領主候補生になりました。
回答をする時に、親睦会の挨拶で第一夫人の実子であるアドルフィーネとオルトヴィーンが前に出ていて、その後列に第二夫人や第三夫人の子達(異母兄弟)が並んでいる様子を考えていたため、「レティーツィアの兄は後ろ側の異母兄弟の中だな」って感じでその回答になりました。私の頭の中では繋がっていたけれど、他の方には理解できない回答でしたね。申し訳ないです。