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末路の夢  作者: 波柚
1/3

俺の想い-セカイ-


これは

どうしようもなくばかで

どうしようもなくくだらなくて

どうしようもない奴らの

どうしようもない物語



でも


あの夏 俺たちは知った


人の命、希望、夢、未来――


そんなものは

容易く奪われてしまえることを。

そんな世界でも

生きていかなくては

ならないことを。


そんな世界でも

生きていけるのだ

ということを。



なぁ――

お前は夢を叶えられて

ほんとに幸せだったか?

俺がしたことは

正しかったか?


後悔はしてない。


でも

違う道もあったんじゃないか?



今、俺は

刑務所-ここ-で

そう思って生きてる。

そしてたぶん

これからも

そう思って生きていく。




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