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男負け人生  作者: 光里
3/3

第二話 出会い

今回ゎBL要素含みません!!


「田中先輩??」

この前柚子をフった男が目の前で気持ちよさそうに寝ている。

呼びかけても起きない。

熟睡しているからだろう。


どうして男が好きなの?

どうして女の私を好きにならないの?

どうして・・・?


次第に涙目になっていく。入学した時から好きだった。

男に負けたことが悔しくてしかたがなかった。

こみ上げくる感情を抑えることができず、










「どうしてなのよ!!!!」










「・・・なにが?」


「!?」







柚子の声で起きてしまったようだ。

眠そうに目をこすっている。

「なにが?」

「??」

「“どうして”って言ってた」

 あの大声は聞こえていたらしい・・・。


寝起きだからかな?なんだかいつもの先輩じゃない。


本人に理由を言えるはずがない。

口ごもっていると田中先輩が体をおこし始めた。

「言えにくいことだったらいい。」

 ・・・・・・・・?

「ちょっと待ってください!!」

「??」

「あたしをフっておきながらよくそんなこと聞けますね!?」

 一気に田中先輩に詰め寄る。

「あたしの気持ちも知らないで!!」

 殴りかかったらうけとめられた。この前は殴られてたのに・・・。

「・・・俺はあんたのこと知らない。あんたと俺は初対面だ」

それを聞いて涙が止まらなくなった。

 

 あたしのこと知らない?

 初対面?

 一世一代の告白うけといて!!


「勘違いするなよ。俺は田中 剛史じゃない。」

「は??」

 気の抜けた返事をしてしまった。

 先輩じゃない???

「じゃあ、誰??」

「俺は、田中 敦史あつし。剛史の弟」

 弟?

「でもそんな名前聞いたことない」

「そりゃそうッス。俺1年なんで」

 いきなり敬語!?

「・・・・・・」

 わけも分からず硬直していた。


“キンコーン カーンコーン”


「まぁいいッス。」

 敦史は保健室から出て行った。




「はぁ・・・」

 硬直がとけてベットに倒れ込む。

「弟がいるなんて聞いてなぃし・・・」



「もぅ!!!!!!!あたしの涙を返せぇぇ!!!!!!!!!」



 あの時のあたしは、ただ田中弟に泣かされたとしかおもってなかった。

これから、田中弟がどう関わってくるか知りよしもなかった・・・。


久しぶりの投稿です!!

なんか重い出会いだなぁ・・・。

がんばります!!


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