2話 竹取少年は提案する
この作品は東方Projectの二次創作です。苦手な方はブラウザバックを推奨します。
お互いに驚愕し、硬直すること数秒、先に冷静さを取り戻したのは結だった。
(いや、何顔を赤くしてるんだ僕は!?相手は妖怪だぞ!?)
そう思いなおし、この状況をどうしようか立ったまま考え始めた結を見て冷静になった妖怪の少女は
「も、もしかしてここはあなたの家でしたか?すいません!すぐ出ていきま・・・ッ」
そういいつつ慌てて出ていこうとした影狼だったが、玄関から出た途端、腕を抑えてうずくまってしまった。
慌てて結が駆け寄ると、妖怪の少女は二の腕やスカートの一部が血で滲んでいた。
「弾幕勝負で負けちゃって…大丈夫です!こう見えても妖怪ですから寝てれば治りますよ!」
そういいつつ影狼は立ち上がるが、明らかにふらついており、どう見ても大丈夫そうには見えなかった。
さすがに相手が妖怪とはいえ、見た目は少女であり、しかも一目惚れしてしまった相手である。そんな相手が辛そうな状態になっているのを見ているわけにもいかず、結は提案する。
「えっと、せめて雨が止むまではこの小屋で雨宿りしてはどうですか?一応包帯とかもありますし、簡単な手当てならできますので」
結から出たその言葉にさらに慌てた妖怪の少女は
「えっ!?で、でも、私は狼の妖怪ですよ!?人も食べちゃいますよ!?が、ガオー!?」
そう言いつつうろたえる妖怪の少女だが、最後の威嚇など、明らかに覇気がなく弱ってるのがわかったので、
「いくら妖怪だからってこんな傷だらけでずぶ濡れな女の子をほっとけないですよ。それにここは私の家でもないですし、雨宿りのために間借りさせてもらっているだけなので、気になさらずどうぞ」
そう言いながら結は小屋の中に入った。
妖怪の少女は少しの間小屋の前でどうしようかうろたえつつ考えていたが、結局厚意に甘えることにし、小屋の中に入ることにした。
弾幕で怪我したりしているのはこの小説のオリジナル設定です。まあ巫女に針投げられたりメイドにナイフ投げられたりしてるからね、食らって無傷ってことはないんじゃないかって考えで
こんな感じの設定にしてます。




