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ヒガンバナ

作者: 丘元まこと

ヒガンバナ

彼岸花

曼珠沙華


赤い赤い花弁

そのひとつが

まるで

手招きするように動いた


ああ

私も

彼岸へ渡ってしまおうか


・・・そんなの嘘だ

やり残したことなんか

いっぱいある


大事な人も沢山いる


だけど

あまりに私は約立たずで


君の心の傷さえ

埋めてあげられなくて

あまつさえ

八つ当たりで愚痴を


ねえ

どうしてお彼岸に咲くの

ねえ

どうして毒を持っているの


残されたものへの

悲しい道しるべ


それとも天から

はげましの

ひかり


妖艶な体に秘めた

かなしみと

慈しみを

この体に吸い込み

私は

生きる

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