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潜入

「こちらです。」


老人に道を案内させ王国軍のいる洞窟にたどり着いた。


「よし、あとは。」


俺は老人と入れ替わる。


「中の様子を見てくる。すぐに戻るから。エリア、体頼んだよ。」


「まかせて。」


アリーナ(老人)を縛り俺は洞窟の中を進む。


「ローレンス様がお戻りになられました。お疲れ様でした。ささっ、どうぞお入りください。」


「うむ。ご苦労。」


ローレンスか。覚えておこう。


「ローレンス!戻ったか。来い。作戦を立てるぞ。」


「はい。」


「お前どうした?変だぞ。いつもならガハハハッって笑うのに。」


「ガハハハッ。なに、ちょっと疲れてただけだ。ガハハハッ。」


「それならいいのだが。あまり無茶をしないでくれよ。」


「うむ。大丈夫だ。ガハハハッ。」


会議室

どうする。あれからかなりの時間がたってしまった。


だが、大体の王国軍の居場所と配置がわかった。あとはどうやって抜け出すか。


(アル大丈夫?生きてる?)


(エリア、大丈夫だよ。ちょっと今立て込んでて。)


(わかった。今助ける。)


(まだなんとか・・・聞いてないし。)


ドガーン


「お知らせします。ただいま少女が侵入し暴れています。」


「今すぐ止めろ!」


「それがかなりの手練れで。かなりの兵がられました。」


「革命軍め。まだそんな手駒いたとは。」


手加減してるけど派手にやってるなー。


「儂がいこう。」


「おお。ローレンス頼めるか!」


「まかせてください。ガハハハッ。」


もういい。入れ替わってエリアと一緒に皆殺しだ。


「そこの小娘!」(エリアこっちに来い!)


「アル!うん。今行く。」(なんだ貴様!)


周りがキョトンとしている。何やってんだあいつ。


エリアが近づいてくる。


俺はアリーナの体に戻る。そして入れ替わったローレンスの腹を突き破る。


周りの兵は真っ青になった。


(エリア。だいたいの情報は手に入った。皆殺しだ。)


「了解!」


だからまた。もういいや。


エリアは魔法で、俺は拳で殺していく。


最初に逃げ道を落石で全て塞ぎ、入り口だけにした。


全員がこちらに向かって攻めてくる。


それを丁寧に確実に殺していった。


「お前で最後か。国際会議であったなヴォルカ王。どうだ。獣人の力は。地獄で後悔するんだな。」


「やめ・・・。」


頭が吹き飛びヴォルカ王は死んだ。


「よし、エリア。後は残党狩りだ。」


「思ったより早く決着がついたわね。」


「そうだな。行くぞ。」


「はい。」

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