革命軍
結衣さん達
「クンクン。こっちから人の匂いが。」
「アハ。やっぱり助かるわ~。」
「ここにいると思います。」
洞窟にたどり着いた。
「ありがとう~。じゃあ~後は結衣に任せて。」
「いえ。自分たちも行きます。」
「邪魔なの。結衣がいつも一人で仕事してるのは~隠密に動けるのと他に結衣の攻撃は範囲攻撃が主だから巻き込むといけないんだよ~。外で見張ってて。」
「わ、分かりました。お気をつけて。」
獣人達は顔を青ざめていた。
結衣は洞窟の奥に進んでいく。
「誰だ。」
「アハ。結衣で~す。」
「殺せ!」
左右から槍で突かれる。しかし体をすり抜け兵士は刺し合った。
「お前、人間じゃないな。」
「ピンポ~ン。正解。パチパチ。それじゃあ、いただきます。」
「やめろ。近づくな!」
「フフッ。逃げても無駄よ。ほら捕まえた。チュ。モグモグ。美味しい。」
ドサッ。
「さ~あ。先進もう。」
奥にあった扉を開ける。
そこには多くの子供や女性、老人など多くの市民がいた。
「あなた・・・誰?ここら辺では見ないね。」
子供が近寄ってきた。
「私は結衣。これからよろしくね。チュ。モグモグ。」
ドサッ
「フフッ。お休み。さあ、次!」
「お前何をした!まさか王国軍のものか!ここが革命軍の本部だと気づかれたのか。こいつを捕らえよ!」
みんなが一斉に襲い掛かる。
だがみんな実体を掴めない。
「アハ。無駄よ~。いただきま~す。」
みんなの体から魂が抜ける。
空中に魂が飛び回る。
「綺麗ね~。やっぱり。蛍みたい~。じゅるり。いただきます。」
結衣の体に魂が吸収されていく。
「ふう。美味しかった。これで革命軍の本部は潰したから後は国王軍と残党だけね。」
結衣は洞窟から出てきた。
「早かったですね。どうでしたか。」
「うん。結衣ちゃん満足!あとは処理頼んだよ~。」
「もう終わったのですか!」
「うん。しかも革命軍の本部だったのよ。運が良かったわ~。ありがとう。まだ手伝ってね~。国王軍も潰さないと。でもちゃんと休憩とってね。君たちは結衣と違って疲れる種族だから。」
「はい。ありがとうございます。でもまだ大丈夫です。手伝わせていただきます。」
結衣と獣人達は次の隠れ家を探しに向かった。




