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魔王城

魔王から呼び出しがあった。あまり会いたくないが。

「白狼きたね。よしよし、こっちおいで~。」

魔王が頭を撫でようと迫ってきた。俺は睨んだ。


「早く用件をお願いします。」


「そんな目で見るなよ。それが北の国を任せている結衣の手伝いを任せたい。内戦を抑えようとしてはいるのだが少し問題が起こってな。」


「問題とは。」


「結衣が戦場で兵士たちの魂を喰い荒らしてだいぶ政府軍と革命軍の勢力が衰えてあと少しだと思っていたのだが、やつら戦闘奴隷として豪雪地帯でも身軽に動ける獣人を両軍が使い始めた。そのまま続けてもとは言ったんだが、白狼が悲しむ、と言ってな。今、結衣は隠れている両軍の勢力の基地を攻めているらしいがなかなか見つからない。白狼は戦闘奴隷の開放と結衣の手伝いを頼む。鼻が利けばだいぶ楽になると思うから。」


「わかりました。数個の部隊と共に向かいます。」

俺はすぐに国に戻り、寒さや雪に強い者たちと共に北の国へ向かった。

転移魔法が使えないので走って向かう。

着いたのは3か月後であった。


北の国付近

「白狼さん。もうすぐ北の国だと思うのですが。」


「そうだな。早く結衣さんと合流しないとな。」

突然周りが黒い影に覆われる。


「なんだ。この一部だけ。足が・・・動かない。」


「アハ。捕まえた。もう逃げれ、あれ~。白狼ちゃん。来たんだね。アハ。ごめんね~。フードしてるし捕

まえて確認しないと区別できないんだよね~。すぐに離すわ~。」


一瞬にして影が結衣の体に戻った。


「今回は大変だわ~。毎日何人も死ぬからご飯には困らないのだけど~スパッとこの国を滅ぼせないのよ~。みんな雪の中や洞窟に隠れちゃって見つけるのに苦労するの~。」


「そう聞いたので犬の獣人を主軸に鼻の良いものや、雪に強いものを多く集めてまいりました。」


「おう!」


「それで獣人奴隷の方はどこでしょうか。」


「それは向こうの城の前で戦っているわ~。同士討ちのようで酷いわ~。」


「分かりました。第一部隊は連絡を取りやすくするためにどこかに本部とテントの設置を頼む。それ以外の部隊はこれから結衣さんに従ってこの国から人族を滅ぼせ!」


「待ってました!」


「結衣さん。部下たちのことは任せます。使ってください。それと獣人奴隷に対する配慮ありがとうございました。」


「あら~。まだ終わってないわよ~。いいから行きなさい。まだまだ殺し合っているわ。急ぎなさい。」


「行ってきます。」

Twitter始めました。本当はこう書きたかったことなど呟きます。

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