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精霊

「弟子入りですか?」

「はい。弟子入りです。」

「いいでしょう。わかりました。厳しいですよ。明日からしますからね。」

「はい。」

アルとヴェルは帰って行った。

アロマ悩んだ。

獣人は基本魔法系統の使用が得意な種族ではない。

できないことはないが物凄い才能と根気が必要である。

そして出来たとしても初歩的なものが出来る程度であった

子供の夢を壊したくはないがどうすれば。


ドンドンドン。

扉を凄い勢いで叩かれ目が覚める。

扉を開けても人がいない。

「アロマ師匠。アロマ師匠。」

下を見るとアルがいた。

「アロマ師匠おはようございます。よろしくお願いします。」

まだ太陽がほんの少し覗いている。

「朝早いね~。そして元気があってよろしい。」

「ありがとうございます。」

尻尾振っちゃってるよ。めちゃくちゃ張り切ってんじゃん。

「よし。まず、こっちに来て。」

近くの森の中の池に連れていく。

「ここで、手を合わせて拝んでなさい。」

「どうしてですか。」

「精霊を呼んで仲良くなるためだよ。これが出来ないと次の段階に行けないから。」

「そんな。コツみたいなのは。」

「ない。君の気持ち次第さ。頑張って。精霊と仲良くなったら教えて。契約の仕方教えるから。」

それが唯一の解決策になるかもってだけで確かってわけでもない。さあて。もうひと眠りするかな。


俺は手を合わせ精霊を呼ぶ。


・・・無言のまま時間だけが流れる。


数時間後

まだ来ないのか。

いい加減疲れてきたぞ。

「アル君。頑張っているかね。」

アロマ師匠がゆっくりと覗き込んだ。

「来ませんよ。本当にいるんですか?精霊って。」

「しょうがないなあ。ほれ。」

ポン

師匠の手の上に小さな人型に近い生物が乗っている。

「これが精霊。私たちアマゾネスは精霊と契約することで難易度の高い呪術を使う時には手伝ってもらってる。ありがとうアウス。はい。クッキー。」

「きゅい。サクサク。」

美味しそうにクッキーを食べながら消えていった。

「精霊はいるにはいるんだけどその人に合った精霊しか最初は見えないから何とも言えないけど。いないと思ったら場所を変えてみるのもいいかもね。」


精霊のいるかもしれない場所。

もっと奥にいる気がする。

森の奥へ進んだ。

「あまり遠くに行ってはダメだよ。」


森をどんどん進んでいく。

森の中に太陽の光が眩しく差し込んでいる空間があった。

なんて神秘的な空間なんだろう。

・・・その上にフワフワ浮いている。

みつけた!


「こんにちは。」

「りあ?」

精霊がこちらに向かってくる。

僕の前でうろうろ動き自分の姿が見えているのか確認するように飛んだ。

「見えてるよ。」

「りありあ!りーあ。」

「一緒に遊ぼ。俺アル。えーっと。リアだと単純だからエリアなんてどうだろう。」


僕の指に指輪が現れた。


「 エリア 単純 だけど 気に入った。」

「誰?」

「 アルの 目の前 いる 自己紹介 僕、水の精霊 エリア よろしく 」

「精霊の言葉が分かる!」

「 脳 直接 話してる アル 面白い 魂 興味 湧いた だから 契約 した 」

「契約?どういう事?」

「 アル 名前 付ける 僕 受け入れる 契約 」


俺はいつの間にか精霊と契約してしまったようだ。


「 契約 内容 アル 力 与える 代償 水 」

「水でいいの?」

「 どこでも 力 与える ため 水 ないと 力 でない 死活 問題 」

「わかった。よろしくね。」 

「 うん よろしく 」

師匠に教えないと。

「これから師匠を紹介するからね。ついてきて。」

「 ラジャ いつでも どんと 来い 」

俺とエリアは師匠の家に向かった。

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