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異世界リプリースの大地にて  作者: 茶葉のの
第一章:サンテの町編
6/14

5話(強化刻印)

最初の数話は説明回が続きます。

面白くないかもしれませんが、宜しくお願いします。

皆さん、おはようございます!!!。清々しい朝ですね。


今日から俺は、冒険者としての第一歩を踏み出します。

早速ですが、朝食を食べて食後の休憩のしたら。ワンダさんの武具屋に装備を受け取りに行きたいと思います。

お昼には出来てるって聞いてるけど、多少早くてもいいよね。


おっと、向かう前に二人に話す事があったんだった。


「カイムさんアリーシャさん」


「どうした?」


「なぁに?」


「え~と、初めての依頼なんですけど。一人で受けて来ていいですか?」


「なんでだ?、何か受けたい依頼でもあるのか?」


「いえ、そう言う訳では無くて。なんと言うか自分でも良く分からないのですが」


「最初の1回は自分一人でやり遂げたいと言うか、う~ん説明下手でごめんなさい」


ううぅ、マジで説明下手だな俺は。仕方ないじゃん!!!。

なんと言うか、前の俺は一人じゃ何も出来ない身体だったから。

最初の1回は一人で~と考えてしまうのだが、そんなの説明出来ないし。


「まあ、良いんじゃないかしら?。マティちゃんが一人で受けれるGとFランクには、まだ魔物討伐依頼とか無いしね」


そうなのだ、GとFは町のお手伝い的な依頼しか存在しないので。俺一人でも問題はなかったりする。

まあ、Fランクの薬草採取とかだと町の外の森に行くので。魔物に出会う事もあるのだが。

Gランク依頼なんかは町の中のお手伝いしか存在しないのである。


ちなみに、魔物の討伐依頼はEランクからで受注しようと思うとFランクに上がる必要がある。


「そうだな、どんな依頼を受けるつもりだ?」


「定番の薬草採集を受けたいと思います!。魔物は見つけても逃げます」


「森の奥にも行かないだろうし、大丈夫だとは思います」


「まあ大丈夫か、最悪魔物に見つかっても。ここら辺の魔物なら身体強化魔法で敏捷を2倍にすれば逃げれるな」


そんな話をしていると、そろそろお昼前なのでワンダさんの武具屋に向かう事にした。


「こんにちは~」


「おう、いらっしゃい。待っとったぞ」


「出来てますか?」


「ばっちりとな、取ってくるから待っとれ」


お店の奥から装備を持って来てくれたワンダさんから受け取る。


「装備してみろ」


革のブーツを履き、剣をベルトに付け鉄の胸当てを着る。

鉄の籠手を装備しようとした時に待ったがかかった。


「おい、嬢ちゃんそのまま装備する気か?」


「このままじゃ駄目なのですか?」


「そのまま装備すると籠手と肌が擦れて赤くなるぞ、そうならない為に普通はグローブを先に装備するんじゃ」


「持ってない様だから、サービスでやろう」


「ありがとうございます!」


渡されたのは、布製の肘まである指ぬきドレスグローブみたいな物だった。

指ぬきか・・・14歳の子が喜びそうな装備だ。

まあ、俺もまだ16歳だけどね。


ありがたく貰い装備し、左腕にバックラーを装着する。


「どうですか、カイムさんアリーシャさん?。似合います?」


「おう、ちゃんと一端の冒険者に見えるぜ」


「可愛いわぁ」


「戦いもしないのに腕にバックラー付けてても重いだけだろう」


「腰の後ろに装着出来る様にしてある、普段はそこに付けて使え」


言われた通りに腰の後ろのベルトの部分の突起に装着する。

便利だ・・・痒い所に手が届くな流石ドワーフ。

丁度、お尻をガードする様な感じでバックラーは装着されている。

これで、痴漢対策は完璧だ!。

思ってて悲しくなってきたので、思考を打ち切る。



「それじゃ、ありがとうございました!」


「また、こいよぉ~」


ワンダさんと別れ、お昼を食べに宿に向かう。


「そうそう、宿で今の装備に強化刻印を試してみようと思います」


「そういや、あったなそんなスキル」


「カイム・・・貴方忘れてたの?」


「ああ・・いや・・うん・・まあ・・」


「忘れた訳じゃない・・・いや・・すまん・・忘れてたけど・・・」


お?何だろう?、気のせいかなカイムさんから若干ヘタレ臭がした様な・・・。


「覚えておきなさいマティちゃん、カイムは稀によく忘れちゃ駄目な事を忘れるわ」


「はぁ・・・分かりました」


「いや、そんな事は無い・・・筈だ」


「ほぉ~、ふ~ん」


アリーシャさんが意地の悪い笑顔を浮かべてらっしゃる。


「あー、その・・何だ。マティは鑑定も持ってるし効果を調べるのは簡単だな」


話を逸らしましたよ皆さん、何だろう。俺の中のカイムさん像が音を立てて崩れてる気がする。

イケメンの筈なのに・・・・不憫な・・・。


「そですね、強化刻印使う前と後で鑑定使って調べてみようかと思います」


「それが良いわね」


そう決めて、宿で昼食を食べた後に部屋に三人集まって試してみる。


「まずは、フラムベルクから」


そう言って鑑定を使う。


フラムベルク:波状の剣身を持つ美しいレイピア、フランベルジュと似ているが。フランベルジュが両手大剣、フラムベルクはレイピア式の片手剣である。

品質は普通で良くも悪くもない。


「って言う鑑定結果です、じゃあ強化刻印使いますね」


頭の中で強化刻印と念じると、右手の人指し指に魔力が集まるのを感じた。

人指し指を剣の柄の部分に押し付けると、魔力が剣に吸収された様な感じを受けた。

剣の柄を見てみると、魔法陣の様な模様が刻まれている。


「おお~、何か刻まれてる。早速鑑定っと」


フラムベルク:波状の剣身を持つ美しいレイピア、フランベルジュと似ているが。フランベルジュが両手大剣、フラムベルクはレイピア式の片手剣である。

品質は良質で量産品の中では最高品質となる。

強化刻印:突きの威力向上・切れ味向上・異常状態『出血』付与(低確率)


「うわぁ・・・」


「どうした?」


「品質が普通から良質になって、突きの威力向上・切れ味向上・異常状態『出血』付与(低確率)って言う能力?が付きました」


「凄いわねぇ・・・普通は武器や防具に能力は付かないのよ、腕のとても良い鍛冶師が製作した装備には付く事あるけど」


「後天的に能力付与は初めて聞いたわぁ、魔法の属性付与なら珍しいけど付与術師の付与魔法で出来るけどね」


「あれね、その能力だけで食べていけるわね」


「あはは・・・、まあ今の所とは身内以外には使う気ないです」


「それじゃ、ちゃっちゃと防具も鑑定して強化刻印使いますね」


取り敢えず、全部に鑑定と強化刻印を試す。

結果は全ての品質が良質になり、能力が付いた。


付与された能力はこちら。


鉄の胸当て:斬撃耐性・頑丈+5

鉄の籠手:斬撃耐性・器用+5

革のブーツ:蹴り威力向上・敏捷+5

バックラー:衝撃緩和


うん・・・凄いね、ビックリだよ。

サブ武器のショートソードには強化刻印は刻んでいない。


「なんか、凄い装備になりましたねぇ」


「そうねぇ、装備の能力だけならDランク上位かCランク位あるわね」


「俺とアリーシャの装備には最初から能力付いてるがどうなるんだろうな?」


「また、今度試してみましょうか」


「さっき、ステータス見て気が付いたんですけど。どうやら強化刻印1回でMPを30使ってますね」


「私のMPが200なので、乱用は出来なそうです」


MPは一定時間毎に少しずつ回復するが、その人のLvやMP量で回復量が変わるので正確に回復量を測るのは難しい。


「さて、時間も時間なので依頼受けてきますね!」


「いってらっしゃい~、無理は駄目よぉ~」


「気をつけてな、魔物見つけたら無理せずに逃げるよ」


「はい、いってきます!」


装備を全部着て、いよいよ初の依頼を受注しに向かう。

カイムさんはヘタレになって行く可能性がががが。


装備の横の(刻印)は強化刻印済みって言う意味です。


名前:マティルダ

年齢:16

性別:女

種族:人族(未確定)

職業:強化者ブースター


レベル:4

HP:180

MP:200

筋力:20

頑丈:15+5

敏捷:33+5

知力:32

器用:26+5

運:3+50


ステータスポイント:0


スキル:『剣術Lv1』『強化刻印』『鑑定』『ステータスポイント振り分け』

魔法:『治癒魔法Lv1』『身体強化魔法Lv1』

称号:なし

加護:『光ったお爺さんの加護』

装備:フラムベルク(刻印)・鉄の胸当て(刻印)・鉄の籠手(刻印)・革のブーツ(刻印)・バックラー(刻印)・ショートソード(サブ)


所持金:9000リプ(内訳:枚銀貨8枚・銅貨10枚)


次回は、初めての依頼をこなします!。

トラブルが無いと良いねマティちゃん!。

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