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対面

 髪の毛はロングを頭のてっべんで縛った。いわゆるポニーテールというやつだ。私はあまり外に出してもらえないけれどヘアスタイルだけは研究している。小さいころから伸ばしっぱなしの髪を利用しなくてどうするのだと考えた結果、宇宙にヘアスタイルの雑誌を手渡された。そこから私の研究は始まった。

 ゆっくりとドアを開け、宇宙に声をかけた。

「宇宙、おまたせ。気分はのらないけれどいきましょう」

 私がそういうと宇宙は苦笑いしながらうなずいた。いつも思うが宇宙はこういう会話のとき否定もしなければ肯定もしない。今までそうやって世の中を渡ってきたのだろう。

「はい、北条様との対面のとき私は後ろにいますので何かあれば言ってくださいね」

「ええ。たとえばー宇宙、ダジャレをいってみて! とか?」

 私が冗談を言うと宇宙は足を止め私のほうを振り向き目を軽く見開いた後笑ってくれた。

「やった、笑ったわね。宇宙は顔が整っているのにもったいないのよ。笑っているほうがほら、何倍も周りがほころんで見えるわよ」

 ありがとうございます。と彼はいい、すぐに前を向き歩いていってしまった。どうしたの? っていいながら早歩きにするといいえ、何でもありませんといい顔を横にしてしまった。チラッと見えた顔は真っ赤だった。あ、もしかして。

「宇宙、照れてるんでしょ、かわいい!」

「お嬢様、付きましたよ」

 宇宙はいつもの気持ちが読めない顔に戻り言った。私は宇宙があけてくれた扉の中へ一歩入った。そこにはすでに私のお母さんと北条健太がいた。


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