99 超高度AIアンドロイド
マリエールはロバーツは兵器としてのアンドロイドを作成したので処刑した。軍事目的でなければ許容すると声明を発表した。
99 超高度AIアンドロイド
マリエールは、ロバートが戦闘用のアンドロイドつまり武器を作ったので処刑した。つまりアンドロイド作成自体に問題はないと声明を出した。つまり超高度AIアンドロイドの作成は容認された。量子コンピュータの研究、AIの研究、アンドロイドの研究が進み、ロバートの夢見た事が実現した。単独での研究はせずそれぞれの分野を担当して合議制で進める事にした。エレミアⅥとエレミアⅦだ。不滅の存在マリエールとジュリをイメージしてロバートのアンドロイドを遥かに上回る万能型高性能アンドロイドだ。言語でのコミュニケーションが可能だしどんな仕事にも対応出来る。戦闘能力を無くすために暴力行為の命令受付ない設定も組み込まれている。エレミアの名前を付けたのは先人への尊敬の現れだし、二つの同じアンドロイドがあるのは、マリエールをイメージしたアンドロイドとジュリをイメージしたアンドロイドがあるからだ。とても良く再現されており影武者として使えると言われるほどだ。
このアンドロイドの作成に不滅の存在からクレー厶はなかったので、超高度AIアンドロイド作成は本格化した。幾つかの方向性があるがより人間に近づける事は活用性も広がるが問題があると言う指摘もある。人間を遥かに上回る知能を持った超高度AIアンドロイドは受付で卒無く対応するし、マリエール商会のあらゆる部署で人間と良好な関係を築く。職場の戦力になる。移住星にも母星にも提供されるし自分達のメンテナンス部門を担当するのも彼らである。移住星や母星にはないが火星で自営業を営む者達の中には風俗の店を営む所もあり、その中心が人間性の高いアンドロイドが担っているというのが問題だという指摘だ。不滅の存在は特に言及しないが、アンドロイドのそのような使い方を嫌悪するのではないかと危惧がある。バーチャルリアリティが世に出た時性的な物の一般販売を認めず18歳未満が立ち入らない場所でしか認めないとしたマリエールの潔癖症は知られている。アンドロイドを性的な道具として扱う事に嫌悪感を示す可能性は高いと思われた。しかしその危惧はなかったようだ。アンドロイドに人間性を持たせる技術は高度化して風俗向けのアンドロイドも出来る。
一方の方向性は高知能や高技能だ。大型コンピュータと連携するAI、より高度化するAI、汎用性より専門性を重要視するAI、様々なAIを搭載する様々なアンドロイドが登場する。
移住星の内閣の会議で2人の不滅の存在に何故それほどまでにアンドロイド製造に寛容なのか聞いた大臣がいた。火星には内閣は無く火星の事は移住星が担当している。マリエールが答える。
「軍事に関わらい事は出来るだけ自由にしたいのです。増して風俗は未成年が関わらないし、アンドロイド自体に拒否感はないですよね。アンドロイドがそういうことをする事への拒否感を問われるなら私にありません。言わせればあれはロボットです。どんな上手く作っても本当の感情はありません。人間の作ったアンドロイドの仕草や振りを人間がどう捉えどう感じるかです。人間がどれ程のアンドロイドが作れるか楽しみです。私のアンドロイドを超える物出来れば称賛しましょう。」
アンドロイドには寛容なマリエールだ。
アンドロイドの作成は多様化する。人間を模倣するアンドロイドも作成され、風俗など活用される。高知能、高技能のアンドロイドを模倣される。




