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      51 知的生命体との出会い

 狩りをしている男達はアンドロイドを警戒している。流暢な言語を話すが成りは原始的だ。

       51  知的生命体との出会い


 この星の知的生命体は言語を持っている。アルファリアや妖精女王とは違う本当の人間のような生物つまり宇宙人だ。人間と容姿は違うが、タコのような宇宙人ではなく、人間に近い容姿で言語もある。万能言語で意思疎通も可能なようだ。狩りをしていた連中は警戒しているようなので、この近くで収集している連中に接触してみる事にした。

 収集をしているのは女性のようだ。体毛が深く、チンパンジーかゴリラに近い風貌の狩りをしている連中と違って、布や毛皮の衣類を着て体毛も深くなく人間の女性に近いような気がする。大きな目白い肌、すらりと伸びた手足、尻尾など人間ではない事は判るが、始めての宇宙人との接触があまり容姿の違う存在でない事は幸いだ。それに言語もある。あまり好意的ではないようだが、いきなり友好的になる事は難しいだろう。幾つかグループを形成しているが一番森の奥で赤い木の実を採集しているグループに接触した。警戒されるのは判ったが、近くに熊のような大型動物がいるのが判る。それを退治して仲良くなる計画だ。

 彼女達の前に姿を現した。少女達の集団だ。一番年長の少女が他の子ども達を逃がし、アンドロイドの前に立った。美少女だと思った。人間の美醜もはっきり判らないのに、この異星人の少女は美しいと思った。単に役割とか自己犠牲とかならアンドロイドには伝わらないだろう。少女ははっきりと戦う意思をアンドロイドにぶつけた。それは出来る事ではないとアンドロイドは思った。大抵の相手はアンドロイドを舐めて掛かる。見た目だ。しかし、目の前の少女はアンドロイドを敵として認めた。自分が戦う相手だと。確かにアンドロイドが見た目通りの相手だとしても目の前の少女では真剣に戦わないと勝てないだろう。アンドロイドはそれが嬉しい。戦士であるアンドロイドは、真剣の相手と戦った事がない。

 しかし、アンドロイドは戦いに来たのではない。接触しに来たのだ。それにもう直ぐ熊が来る。マリエールは少女に言った。

「もう直ぐ熊が来るよ。あなたも逃げなさい。」

熊は直ぐに来た。熊とは思えない風貌だったが。羽根で覆われた全身は鳥のようだが、翼はない。後足に鋭い爪があり大型獣を仕留める武器だと判る。体長3mのその獣は、アンドロイドや少女を見て、つまらなそうだ。アンドロイドはその獣に相対した。少女は木の棒のような物を持ってその獣に対しようとした。アンドロイドはウィンドウカッターで獣の首を跳ね収納した。少女はへたり込んだ。アンドロイドは少女に語り掛けた。

「ここにはあんな獣がいるのね。あんなのが居ては、人間は栄えようがないわね。」

アンドロイドはこの星の人間が文明を持つ可能性がないと思った。あのような熊が繁殖しているなら、人間が話しが出来るだけでも奇跡だ。

「一万年前にドラゴンがやって来て、この地の封印を解除するまでは、人間の文明があったわ。あのドラゴンには特殊能力があって次々と封印を解除して人間の文明が滅びたわ。あなたは強いのね。村長に会って貰えるかしら。」

少女はシルビアと名乗った。アンドロイドは村に案内された。

 アンドロイドはシルビアという少女に出会った。恐竜と思われる生物が居た。人間は一万年前まで封印に守られ文明を持って居たそうだ。

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