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       3 領主令嬢の治療

 領主令嬢に会った。素直な性格らしい。こちらの事を一切疑う事無く、言う通りにしてくれる。

         3  領主令嬢の治療


 また、使者が来た。領主令嬢がお会いなるそうだ。一緒に馬車に乗り込む。領主の舘に向かった。面会室で待つとベールを被った女性が入って来た。マリエールの正面に座るとベール取ろうとする。

「それには及びません。判りますから。どんな姿、形にも魔法を使えばなれますし、身体も動く様になります。ちなみにあなたの右腕を動く様にしましょう。はい、試しに動かしてみて下さい。」

領主令嬢は右腕を動かした。とても信じられないという様子だ。

「じぁ、魔法を切ります。」

途端に動かなくなった。

「顔でやる事も出来ますが、ショックが大きいので取り敢えず辞めておきます。この様に簡単な事ですが、あなたの使者様が求められた事は、そうゆう事です。私は常にあなたに魔法を掛け続けなければならないという負担が係ります。私があなたに魔法を流すのを辞めたり、私がこの領で不当な扱いを受けたら辞めます。私が死んだらら消えます。私があなたの顔と腕を支配するのですから、もっと酷い状態に出来ます。それでもあなたは望まれますか。」

領主令嬢は少し考えた。

「このままでは、死んだも同じですからあなたに頼ります。」

マリエールは頷いて、

「判りました。先程は簡易な方法で試しましたが、今回は正式な物で行います。一週間以内に処理したオーガの心臓を使います。この媒体を用いて、私の魔法をあなたに付与します。この媒体を身体に当てて下さい。媒体が身体から離れていると、他の方に魔法がかかる可能性があります。では行きますよ。」

実際には治癒魔法で治しのだが、そんな事は領主令嬢は知らない。

「こんな魔法を何人もやると私は魔力不足になって、魔力枯渇で死んでしまいます。この魔法はあなた限りです。私の所へ来た使者様

当時馬車に乗っていた方々、あなたの治療に当たった医療関係者に罰を与えなさい。一週間後約束が果たされないなら、あなたの顔も腕も元に戻ります。門までどなたかに案内させて下さい。罰を受ける使者様に案内されたくありません。

 部屋に戻り、べールを外すと、自分の顔が想像以上に美しいのに驚いた。直ぐに領主面会の予約を取った。直ぐに了解が取れて領主の所に向かった。令嬢は領主会うとマリエールに言われた事を伝えた。領主は宰相に当該者の捕縛を命令した。

 3日後には、使者は独善的な行動をしたため、馬車の同乗者や御者は令嬢を守らなかったため、医師団は令嬢に適正な医療を行わかったかったため公開処刑となった。事前に令嬢から連絡がマリエールに合った。一週間経っても変化はなかった。

 令嬢は使者は勝手にやった事だし、同乗者や御者は助けにも来なかったし、医師団は怠慢だったと思うし誰にも同情は沸かない。私はただマリエールの怒り買わない様に生きていく。時々マリエールの念話がある。例えば、

「領都の誰それと言う門番は態度が悪いとか、何々商店の店長にゆすられたとかである。」

その都度領主に連絡して処分して貰う。

 非常に不快な思いをしたけれど、これによって今後同じ事が起こらない確信が持てた。

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