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 ロザリアの国の皇太子に第2王子が就いた。能力が低く、素直なので、ロザリアのアンドロイドの言う通りにする。旧国王派の粛清も躊躇わない。

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 第2王子は11歳で皇太子になった。通例では成人を待って皇太子になるものだが、国王になるための教育を兼ねて皇太子になった。代わって挨拶したり交渉したりする。実際の交渉はロザリアのアンドロイドが交渉するのだけど、国王の業務の流れは第2王子にも掴んで貰う方がいい。今家庭教師により詰め込み授業に追われている。第2王子は、能力が低く素直な性格なのでロザリアのアンドロイドの指示に素直に従う。現国王の指示が直接届かなくなったので旧国王派への弾圧がやりやすくなった。貴族だけでなく平民にも弾圧を行なった。貴族も平民も旧国王派は事実上居なくなった。後ろ盾を失った第2王女は第1王妃の養子になった。貴族として育った第2王女には第3王妃よりも第1王妃の方が気が合う、

 ロザリアはマリエールに面会をした。上位存在の付いているどんな環境にも適応して、アイテムボックス内の魔素用いて呼吸が可能になる能力だ。宇宙旅行を想定すれば必要な物だ。マリエールは承諾した。リンダは能力の卵を孵化させた。リンダは後半分卵が残っていると言った。

 マリエールは、

「宇宙開発は何処で行うのか。」

ロザリアは向こうの大陸の、宇宙人のマリエールと出会ったところ当たりを考えていると答えた。するとマリエールは、

「将来的にはこの星の人間の移住も考えるのか。」

と聞く。

「そんな事は一切考えません。この星の人間はこの大陸に住むべきです。」

マリエールは、

「ロザリアは既に不滅の存在になっている。能力を一定以上取得すると不滅の存在になる物だが、不滅の存在になると容姿が変わら無くなる。ロザリア些か早すぎたのではないか。それから不老不死になる事を考えて今後の行動を決めねばならぬ。」

ロザリアは些か驚いた。ロザリアは、

「マリエール様も不滅の存在ですよね。」

ロザリアは仲間いるなら問題ないかと思った。マリエールは、

「きみの言う宇宙人のマリエールの分身体だ。私自身が不滅の存在であるわけではない。役割が終われば本体に吸収される。そして私の役割はきみに能力を与える事と教育する事だ。不滅の存在になったなら丁度良い。きみに知識を与えよう。私の知る限りの知識だ。」

ロザリアの了承も待たず押し付けてきた。それは膨大な知識であり記憶でもある。記憶としては途切れ途切れだが知識としてはあらゆる事が用意されている。少なくとも私が欲しいと望む知識は全てある様だ。マリエールは、

「宇宙開発に必要な能力はロザリアに渡しておこう。リンダ頼む。」

リンダは能力の卵を孵化させた。膨大な能力が一度に孵化した。リンダは、

「三分の二の能力が孵化しました。」

マリエールは、

「これで私のアンドロイドもロザリアが指揮出来る。能力が制限されている私よりもロザリアの方が能力が上だ。リンダがいれば私の役割は終わりだ。せめて暫くこの大陸を治めていよう。その間はリンダは私の元だ。必要な能力があったら何時でも来なさい。」

暫くロザリアはマリエールと話しをした。実は知識の中にマリエールの記憶もある。記憶によればマリエールは50歳近い。この世界の常識では十分高齢者だ。しかし、見た目は10代半ばだ。

 マリエールとの話しも終わり、アンドロイドと新大陸に向かった。いよいよ宇宙開発だ。

 マリエールの国でマリエールとの会談を行なった。宇宙開発を行うためにどんな環境にも適応出来る能力の孵化を行なった。

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