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         243 祝宴

 大陸統一の祝宴が北の国の王宮で行なわれた。北の諸国が参加したのでロザリアの国の国王や第1王妃や第3王妃とその子ども達が参加した。

            243  祝宴


 マリエールとロザリアは北の国の王宮で大陸統一の祝宴をもようしている。大会議室には各国の代表と言っても北側諸国だけだが集まっている。ロザリアは国王や第1王妃、第3王妃と子ども達、第2王妃の娘とその祖父と会談している。ロザリアは第2王子に国王になって欲しいと願っている。気の弱い第2王子では国が治められないという声がある。ロザリアがサポートするから大丈夫という事に収まった。規模は小さくなったが元国王派もある。第2王妃の娘を国王にという声もある。

 マリエールは北側諸国の代表と会談中である。マリエールの年齢は実は知らない。ロザリアの幼女期の頃から年齢を増しているように見いない。第1王妃によると始めて会った時から変わらないそうだ。北側諸国はイワン帝国がなくなってほっとしているらしい。マリエール商会の元、更に発展していくだろう。マリエールに縁談を勧める声上がる。マリエールはロザリアが後継者だ。余計な事言うと殺すぞという意味を婉曲的に言う。話しはなくなった。マリエールの意向に逆らって生きていく人間がいるとも思えない。ロザリアにしても同様だ。

 ロザリアはマリエールと話しを始めた。マリエールは次の能力を与える事を伝えた。少し厄介な能力だ。上位存在が有って成りたつ物だ。上位存在を信じる事愛する事が必要だ。無条件の愛や信頼がないと能力が働かない。逆に無条件の愛や信頼さえ有れば能力は使いたい放題だ。いきなり無条件の愛や信頼など抱けるわけがないから、能力発動まで時間を要する。念話で話し掛ける事が出来るから何時でも話す事が出来る。能力はフライだ。転移の能力はあるから行った事があるところなら行く事は出来る。だから大陸の中なら概ね行き来は可能だ。しかし、海外は海の魔獣がいて船舶の移動が出来ない。フライが唯一の移動手段だが上位存在というネックがある。それがなければマリエールは等に海外に進出している筈だ。上位存在がマリエールは嫌いなんだ。何となく理解は出来る。自分よりも上位の存在をマリエールは認められないのだろう。

「何か、マリエールに嫌な事があったのだろうか。喧嘩でもしたのだろうか。怖くて聞けないけど。」

上位存在が介在する能力を入手する事になった。

 リンダにその能力を孵化して貰った。直ぐに上位存在と念話した。上位存在から反応があった。

「フライの使用申請だね。私は何時でもいいよ。」

簡単な話しのようだ。

「しかし無条件の愛と信頼が必要なのでしょう。私はあなたを何も知りません。」

上位存在は困ったように、

「私は、一定した存在で期待以上でも以下でもない。申請された能力を与える事以外は出来ない。何故上位存在と呼ばれるかは信頼がないと消えるからだ。でも私から言わせれば勝手に失望するからだ。上位存在のともわない能力は努力すれば上達する可能性があるけれど上位存在が伴う能力は最初からありきで上達も下手にもならない。存在その物を認めれば信頼出来る存在だし愛する事も出来るかも知れない。フライの能力を愛するというのはどうかと思うけど信頼する事は出来ると思うよ。」

私は上位存在を信頼する事に決めた。

 ロザリアは上位存在のある能力取り敢えずフライの能力を取得するように勧められた。この能力が有れば海外進出も可能だ。

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