23 エリクサーへの架け橋
キャサリン女王から、リバイアサン討伐は何も海洋開発が終わってからでなくてもいいと禁書を読む許可証と研究者を紹介された。
23 エリクサーへの架け橋
医療関係の再生医療と希少素材を国が仕切る事の同意が取れた。海の開発の意義をはっきりしておく。
「ドラゴン素材も魔王素材もエリクサーではありません。万能薬ではありません。末期症状の人には効かないですし、寿命を伸ばす効果はありません。エリクサーの可能性が高いのは海のドラゴン、リバイアサンです。私はリバイアサンを獲得してエリクサーを作りたい。だから海の開発を進め、リバイアサンに近付きたいのです。既にご提示してある通り、南の海の入り江や島を繋ぎ10000平方kmの海や島や土地の開発を目指します。既にKMドラッグストアでは海産物の販売を行なっております。これを大規模化して海産物を国民の食べ物にして、国民に海を知って貰い、海での活動に参加して欲しいのです。具体的には、資料にある通りです。海で遊んだり釣りや魚業に携わったり、養殖業を営むなどです。そして我々はリバイアサンに挑みます。」
キャサリンは少し困った顔をした。
「あなたがいきなりリバイアサンを討伐するのは国民が納得が得にくいという心配は理解出来るわ。リバイアサンの討伐など不可能だと誰だって知っている。この世のただ一人を除いては、海洋開発も魅力的だわ。是非やって欲しい。同じ様にリバイアサンの討伐の計画も進めて良いのではないかしら。」
あらあら私の計画がおじゃんになった。リバイアサンの討伐など誰も成し遂げた事がない。伝説上の生き物だ。なのにオリビアはエリクサーの材料だと言うし、キャサリンは同時にやれば良いというしこれはやるしかないだろう。
「ではリバイアサンの討伐も同時に考えます。しかしリバイアサンは伝説上の生き物で何処居るかも分かりません。はっきり言って雲掴む様な話てす。期待しないでください。」
キャサリンは、王宮の禁書の中に幾つか記述ある事、リバイアサンに詳しい研究者を紹介された。禁書保管所への立ち入り許可書と研究者への紹介状を渡された。
禁書保管所にはアンドロイドに向かわせ、マリエールは研究者に会いに行った。
マリエールは研究者に自己紹介して、リバイアサンを求める理由を伝えた。研究者は、
「リバイアサンの目撃情報は北の海です。この大陸では最北のノースランドで目撃情報があります。あの当たりはクラーケンが棲息せず。海の魔獣も少なく、船で漁をします。そうゆう者どもの目撃情報が殆どです。夏は氷が溶ける所が多く、ノースランドの漁のシーズンです。6月から9月ですね。私も漁船に同乗さして貰って何度か目撃しました。頭から首だけですがそれだけでも大型のドラゴンだと判ります。1度だけですけど、12月に何度かリバイアサンを目撃した場所に氷の上を歩いて行って、リバイアサンを目撃した事あります。体長50mはあるでしょう。夏は縄張りなのでしょうが冬あそこでは食料がありませんから我々の知らない場所で海に潜っているのでしょう。多分夏の縄張りを時々偵察しているのでしょう。
リバイアサンの特徴はヒレですね。手足がヒレなのです。足はあり2足歩行は可能ですが、足の先はヒレです。海に特化したドラゴンです。目撃自体稀で本体自体を見た人間は少ないので全体像を描いたのは私ぐらいでしょう。北の海を棲息域にしているのと。夏の間は、私が数度発見した所を縄張りにしているリバイアサンがいるぐらいが私が知っていることですね。」
リバイアサンの全体像と特徴、目撃した場所を教えて貰った。大きな収穫だ。
研究者は何度かリバイアサンを目撃しており、氷上で全体像をみており。非常に参考になった。




