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          218 探索

 遺跡は硫化水素で滅びたようだ。日記に拠ると古代人は核兵器を保持していたようだ。遺跡は核シェルターだったようだ。

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 遺跡は王宮か貴族の館のようだ。財宝も多いが古い金銭、芸術品、高級な磁器、陶器や金属器がふんだんにある。マリエールは     

「どうして滅亡したのだろう。」

と考えた。ここに関しては判る。硫化水素だ。確かに骸骨か多い。でもこれ程進んだ古代文明がどうして後世に伝わらなかったのだろう。もっと資料を読み込む事だ。

 帰国の前日迄資料を読み漁った。日記の類も読み漁った。その結果古代に核兵器があった。ここは核シェルターのような施設だったらしい。

「明らかな場所の選択ミスだ。」

それとも自殺か。古代文明と今の人々の関係はあるのか。謎は深まるばかりだ。 

 核兵器や国に秘匿しておくべき事項は秘匿した。とにかく一度戻る事だ。

 ギルドに戻ると白獅子のメンバーは3人居た。当然マリエール残り2人の所在を聞いた。最悪の想像もした。結果は最悪に近い。

「護衛依頼をこなし時、盗賊に襲われた。相手は10人以上だ。厳しい戦いだった。仲間が2人負傷した。護衛依頼は達成した。2人は隣街で治療中だ。」

3人も無傷ではない。個別にフィールを掛けて、2人の所在地を聞いた。マリエールはフライでそこまで飛んだ。

 2人は宿で休んでいた。治療はされているが不十分だ。一人は右腕の欠損、一人は肩を深く切られた。マリエールは消毒をして抗生物質を投薬して、治癒魔法を施した。リバイアサンのエリクサー飲ませて欠損も傷も治った。宿を払い仲間達の所に集団転移をした。6人で昼食を取った。白獅子のメンバーにとっても久しぶりのしっかりした料理らしい。今日は終わりにしてお酒も注文した。今日はお風呂のある宿に泊まろう服も新しくしょう。白獅子のリーダーはつくづく言った。

「白獅子はマリエールなしでは何も出来ない。こんなに弱いチー厶だったのだと思い返したよ。マリエールが居なくてもやっていける様に訓練し直さないとチー厶が潰れるよ。」

白獅子のメンバーにとっては切実な問題のようだ。マリエールは、

「魔法を覚えるかい。身体強化魔法だけでも強く成れるよ。攻撃

防御魔法の基本は風魔法だから風魔法から覚えるといいと思うよ。

フライも風魔法の一つだから一緒に学ぶと移動、攻撃の幅が広がるよ。治癒魔法やアイテムボックスも覚えるといいね。付与魔法という手もあるから両方で明日からやってみよう。」

異存のある者はなかった。剣技は頭打ちだ。一対一ならともかく多数に対して対応が難しい。

 翌日、身体強化魔法とエアカッター、エアシールドとフライ、治癒魔法とアイテムボックスを付与された。一つ一つ出来るか確認していった。全員が出来る事を確認した。マリエールは、

「各自練習していてね。私はギルドに遺跡の報告行かねばなりません。何なら魔法に慣れる為に討伐依頼を受けてもいいでしょう。付与魔法でも一日くらいは持ちます。」

ギルドまで全員でフライで飛んだ。マリエールは遺跡の報告を、白獅子のメンバーはオークの討伐依頼を受けた。

 白獅子のメンバーは護衛依頼を受けて2人が負傷した。マリエールは2人をエリクサーで癒した。マリエールはメンバーに魔法を教える事にした。

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