210 白獅子
白獅子は女性だけのBランク冒険者チー厶だ。同じBランクのマリエールと良く冒険する。年も近く気が合うからだ。
210 白獅子
白獅子は女性だけの冒険者チー厶である。同じB級である事、若い女性で同士ある事、アイテムボックス持ちである事、料理が美味い事等から良く遠征や護衛依頼を一緒に引き受ける。今回はや盗賊のアジトの討伐だ。盗賊の頭を生死に関わらず捕らえられれば皆殺しで構わないし人質も死んで構わないと言われている。金銭や財宝も討伐者の物に成るし、金銭や財宝は半分はマリエールの物になる。そもそもマリエール抜きにこの依頼は成り立たない。国は盗賊の暴虐に手を付けない。国の一部の貴族や役人は盗賊とつるんでいる言われているくらいだ。
依頼を出した村はマリエール街からいうとアジトの向こう側だ。先にアジトを潰してから村に向かう。
翌日はアジト襲う日という日の夕食、マリエールはカツをあげた。シチューとサラダ、パンのメニューだ。マリエールは、
「かつをあげるのは、私の故郷のゲンカツギさ。勝負に勝つとか勝ちを上げるという意味さ。明日は一人も欠けず勝ちどきを上げよう。」
続いで、白獅子のリーダーが作戦面の段取りを打ち合わせる。マリエールが七面発奮する作戦だ。柵と櫓、建物と洞穴のあるアジトだ。殺害はなるべく控え捕らえる方向で行きたい。亜空間に捕らえ亜空間に睡眠作用のある気体を充満させ眠らせる。
交代で睡眠を取り当日を迎えた。櫓に4人盗賊がいる櫓に火矢を射掛けその隙にマリエールがフライで飛んで内側から門を開ける。建物に向かう。戦うもの逃げ惑うもの様々だ。30名くらいだ。明らかに非戦闘員と判るものもいる。戦闘で死傷を負ったもの以外は亜空間に収納した。
いよいよ洞穴だ。3つの入り口がある。2人づつで侵入した。マリエールは軽く魔法を放ち収納していった。100m程行くと広場に出た。メンバーも集まった。盗賊の数も多い。ちんたらやっている余裕がない。メンバーも本気でかかった。マリエールも強い魔法を撃った。亜空間に収納したが全員生きているとは思えない。奥に進んだ。ボス部屋だ。手配書で見たボスの顔だ。生かしておく意味がない。マリエールは魔法を放ちアイテムボックスに収納した。この部屋にも奥の部屋にも金銭や財宝や武具防具等が山とあった。全部収納した。全部が終わって洞穴の通路を全て埋めた。盗賊のアジトは殲滅された。盗賊のボスの死体見せて依頼主の村長のサインを貰った。
マリエールは治安部隊に、先ず捕らえた連中を出した。特に償金首を先に出した。償金を貰って次は償金のない盗賊達だ。これ金なる。両方合わせれば結構の金になる。メンバーと合流するのは明後日だ。それまで討伐依頼に取り組む。いくらマリエールでもピンポイント移動中の彼女達と合流するのは出来ない事になっている。いくら気易い関係でも何でも知らせて良いわけでない。
メンバーとの待ち合わせ午後3時だ早目行くと既に彼女達は居た。一緒に盗賊の討伐依頼の完了の手続きをした。治安部隊の償金金首の証明も出した。
白獅子と盗賊のアジトの攻撃の依頼を受けた。盗賊討伐の依頼は盗賊のボスの償金首を取る事だ。簡単な依頼ではない。




