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         207 ロイド

 ロイドはギルド長の話しを信じて湖底の遺跡に出掛けた。広場にドラゴンゾンビが居た。ロイドは遠くから様子を見た。

            207  ロイド


 ロイドは出発の準備をして出掛けた。ロイドはギルド長の言葉を信じた。マリエールに話しをしてあると。ただ湖底の遺跡に出かけてマリエールから荷物を受け取るだけだと。入り口までは遠いけどフライがあれば行けない距離ではない。不安はない。ギルド長は信じるに足りる人物だ。嘘は言わない。大変だが慎重に行動すれば問題ない筈だ。

 湖底の遺跡の入り口に到達した。そこからは出来るだけ高度を上げ高低差の多いこの通路をひたすら進んだ。谷底の様な窪に嵌って死んだ人もいるのだろうと思ってそうならいように注意しようと思った。

 広場に着いたロイドは信じられない物を見た。ドラゴンゾンビだ。ロイドは一旦距離を取った。マリエールは湖底の遺跡に到達して宝物を国に納めていると聞いた。そういう事はあのドラゴンゾンビはマリエールの手下か。アンデッドを使役する存在は聞いた事はあるが、マリエールがその存在ならばギルドマスターの話しを聞いてロイドに協力する気はないと考えた。そもそもギルドマスターは本当にマリエールに話しをして協力を求めたのか。どうするべきか悩んだ。

 ロイドが湖底の遺跡に向かった頃マリエールは冒険者ギルドに居た。マリエールにしてみれば、遺跡の宝物の納品以外特に仕事はない。他のS級冒険者のように指名依頼があるわけではない。何ランク以上の依頼を探してもいいし討伐等の常時依頼を受けてもいい。今回はCランク以上の護衛依頼を受けた。最近隣街との間で盗賊が出没するようになり護衛依頼を頼む商人等が増えた。マリエールはCランク以上のソロの護衛の依頼で商人の家族の依頼だ。商人は一緒に旅をしている娘と同じ年頃の少女がS級冒険者と聞いた驚いた。C級のお金でS級冒険者が雇えた事を幸運と受け留めるか迷う所だが、家族達にはマリエールの評判はいい街で評判の小物やジュエリーを出して娘達や妻に手渡したり、美味しいお菓子を食べさしたり、街の面白い話しを幻影を交えて見聞きさせてくれる。特に下の娘がマリエールにべったりだ。夕刻が迫る頃

「そろそろ私の出番のようです。皆さんは馬車からでないようにしてください。」

と言って出掛けて行った。商人は御者席の横に座り、馬車を停めだ。50m先に10名ほどの盗賊が待ち伏せ、彼女は走って行った。戦闘の様なものはない。一方的に狩るだけだ。攻撃は魔法でしているようだが良く判らない。盗賊が倒れて彼女がそれを何処かに入れるのは判った。何もない素振りで彼女は笑い手を振った。彼女は家族に少数の盗賊が居てマリエールが名乗って盗賊が逃げ出したと言う話しをした。

「盗賊に名を知られるのは嬉しくないですけれどね。」

家族はマリエールの話しを信じたようだ。私も敢えて言わない。彼女は恐ろしい殺人鬼だとは。家族は甘い夢を見て欲しい。

 無事我々の街迄戻った。依頼達成のサインしてマリエールに渡した。

 マリエールはロイドのところに転移した。袋に入った財宝を手渡した。  

 マリエールは護衛依頼をこなした。戦闘の場面もあった。護衛依頼が終わってロイドのところに行った。

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