表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
202/226

         202 クラン        

 彼女が帰ってきた。彼女は今や若手の名優である。今回引っ越すために必要なものを取りきたのとマリエールにお礼を言いたかったそうだ。

            202  クラン


 暫くして彼女が家に帰って来た。久しぶりに演劇の話で盛り上がった。今は彼女は若手ナンバー1押しも押されぬ名優だ。新しい住居が劇団から与えられ引っ越す事になったそうだ。今回持ち運ぶ荷物を揃える事とマリエールにお礼を言いたかったそうだ。マリエールは冒険者として成功した事、トレジャーハンターとして名を響かせている事を語った。彼女は新しい役のオーディションを受けて合格したそうだ。題名はロミオとジュリエットのジュリエット役だ。場面やセリフが多くて大変だそうだ。マリエールは表情を豊かにする魔法をプレンゼントして彼女の家を後にした。マリエールは商業者ギルドに行きギルドカードを作った。アンドロイドも10体同じようにカードを作った。1000平方mの土地を購入した。アンドロイドが日夜掛けて二階建てのクランを作った。商業者ギルドカードを作ったアンドロイド10体は冒険者ギルドにも登録した。

 彼らは断崖絶壁の遺跡を10人攻略した事になった。断崖絶壁の遺跡はゲルド文明の遺跡ではないので国王の謁見は簡略なものになった。未到達の遺跡を守る魔獣は赤龍にした。献上したのは赤龍の角と牙、爪と鱗、それから宝箱3箱だ。オリハルコンの短剣もある。国王陛下よりお言葉があった。

「未到達の遺跡への到達、ドラゴンの討伐、献上品の数々、実に見事な働きであった。その方らにドラゴンスレイヤーの称号、証明書

A級にランクアップ、報奨金を渡そう。」

ランクアップは予想通りだった。全員にドラゴンスレイヤーの称号を渡すのは献上品の故だろう。報奨金はまずまずだった。クランを作るのは、地下に転移でしか入れない基地を作るためだ。地下部分は広く高い3階層ある。地上部分はキッチン、お風呂、トイレ、応接間、居間、2階は寝室中心だ。

 新築祝いでくれないの翼のクランを呼んだ。庭でバーべキューパーティーだ。オーク肉もあるドラゴン肉もある。ドラゴン肉を出すタイミングが難しい。ドラゴン肉を出せばそれだけになるからだ。くれないの翼のメンバーは、

「二つの未到達の遺跡を攻略して飛ぶ取りの勢いですね。どちらも難攻不落の遺跡だそうですよ。」

メンバーはうらやましいそうに言った。くれないの翼の遺跡は枯渇が近いようだ。3つあるがくれないの翼専用の遺跡ではないので年々お宝が減っている。街から50kmの近さにあるので便利な事もある。マリエールは、

「我々の遺跡は、200km離れて居ますから早々行けません。特に湖底の遺跡は道中に有毒ガスの溜まったところがありますからフライの魔法がないと到達出来ません。もう一つの断崖絶壁の遺跡はくれないの翼のメンバーの方に教えて頂いたのですが、断崖絶壁の上で到達するのが困難です。どちら遺跡もどなたもいらした形跡はありません。断崖絶壁の遺跡は2000m以上聳える崖ですから、フライが使える方以外難しいと思います。」

どちら遺跡の広場にもドラゴンゾンビがいる事は内緒である。

 くれないの翼とバーべキューパーティーだ。くれないの翼の遺跡は枯渇が心配だそうだ。マリエール達の遺跡にはその心配はない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ