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        199 湖底の遺跡

 古竜との戦いにマリエールも参戦した。強敵だ。押され気味だ。起死回生の貫通魔法を放つ。古竜の肩を貫通した。

           199  湖底の遺跡


 マリエールは参戦した。古竜は強大だ。マリエールは魔法を放った。古竜にはあまり効かない。古竜は、

「楽しませてくれる相手が来たようだ。用心してかからないといけないようだ。」

決して油断していないのはテレパスして判る。古竜もマリエールをしっかりテレパスしている。アンドロイドの攻撃がまるで通じない。古竜はマリエールだけ注意すればいいと判断したようだ。明らかにダンジョンの古竜よりも強い。マリエールは、

「相手にとって申し分ないようね。存分に戦いましょう。」

身体強化魔法を掛けて、県で古竜にかかった。見切って直撃を避けた。古竜はブレスを放った。マリエールも直撃を避けた。オーソドックスな攻防が続く。マリエールが押されている。起死回生の貫通魔法を放つ事にした。テレパスされているだろうから身体の何処かに当たればいい。闇と火と風の魔法を付与した貫通魔法を放った。もちろん眉間には当たらなかったが古竜の肩を貫通した。アンドロイド達が一斉に傷口を攻撃する。治癒魔法で回復する間を与えないためだ。流石の古竜も混乱した。アンドロイドの攻撃が無視出来ない。冷静だった古竜の攻撃ががむしゃらになった。常に攻撃を受ける状態に耐えられない。

 古竜が貫通魔法を放った。僅かに避けたがマリエールの右腕を貫通した。古竜が、

「これで五分五分だな。次の一手が勝負の分かれ目のようだな。」

これにはマリエールも同意した。お互いに治癒魔法に回す魔力はない。渾身の貫通魔法をみまう一撃も後一回が限度だ。それはお互いそうらしい。

 古竜はアンドロイドの攻撃を無視した。アンドロイドの攻撃は効いている。傷口は開いている。しかし古竜は敢えてそうして最後の一撃に備えている。マリエールも同じだ。

 機は熟した。お互いに貫通魔法を放った。避けるのに気は割けなかった。マリエールは腹に一撃を喰らった。不滅の存在でなければ死んでいただろう。一方で古竜は眉間に貫通魔法をうけ死亡した。マリエールはアンドロイドを全て回収して治癒魔法を使った。マリエールは古竜の屍に向かって、

「多分私は敗けていたよ。不滅の存在として生き残っただけだ。きみは最高の敵だ。ありがとう、ここまで死を感じたのは始めてだ。」

マリエールは1時間ほど治癒魔法を掛け続けた。ようやく動けるようになった。古竜の屍を収納して遺跡に向かった。アンドロイド100体出してお宝の採集を始めた。断崖絶壁の遺跡と地底遺跡を合わせその5倍あるお宝の山だ。貴重な資料や魔法具もあり芸術性の高いジュエリーや装飾品がある。金銀の塊が大きく、砂金なども豊富だ。金貨や銀貨も豊富で宝石も大きい。冒険者ギルドには湖底の遺跡に到達した事にして守っていたのは赤龍にする。肉は美味いしドラゴンらしい。問題はどの財宝を売却するかだ。

 取り敢えず彼女の家に転移した。彼女はまだ家に帰っていないようだ。清拭と着替えをしてその日寝た。翌日は冒険者ギルドだ。

 貫通魔法の打ち合いでお互いに致命傷を負った。不滅の存在であるマリエールだけが生き残った。

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