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        190 次の星

 次の星で女性に助けを求められた。男性につけられているそうだ。彼女に事情を聞きながら対策を立てた。

            190  次の星


 アマゾネスの星を離れ次の星に向かった。マリエールには故郷の国に似た雰囲気だ。マリエールは護衛もつけず散策した。危険な雰囲気は感じなかった。それまでは。突然若い女性に声をかけられた。

「男の人達につけられて居ます。ご一緒させて下さい。」

新手のキャッチセールスかとも思ったが、許否する事もできず一緒に歩いた。この星の女性の美醜はまだ良く分からなくがマリエールの目からみれば10代のかなりの美人のようにみえる。彼女自身も自信があるようだ。ちなみにマリエールも美人らしい。変幻自在で姿を変えているから自分では良く分からないが。つけいた男性の気配が消えた。進行方向がたまたま一緒だったのかも知れないが。女性はホッとしているようだ。女性は、

「最近良くあるんです。一人暮らしを始めて時々つけられます。」

そんな事言われてもマリエールには彼女の護衛務めるいわれがない。彼女はマリエールがそう感じたのか判ったからか。

「私、女優の卵です。端役しか貰えないので女優の仕事だけでは暮らしていけませんので、バイトもしています。バイトの帰りにつけられるようになりました。」

ストーカだろうか。バイト先のお客様なら顔も知っいる筈だから特定も出来る。複数だというのが気にかかる。

 ストーカーのあるバイトの日と時間を聞いた。その日時にバイト先で待ち合わす約束をして別れた。

 バイト先は駅前の喫茶店だ。約束の時間に彼女は来た。人混みのせいでストーカーは分からない。2人で帰るから今日はストーカーが現れない可能性もある。

 暫く歩くと男性の気配がした。彼女によると何時もの人数何時もの気配だそうだ。マリエールは、

「戻るわよ。」

と言って来た道を戻り始めた。彼女もしたがった。100mくらい戻ると2人の女性が2人の男性を拘束していた。拘束していた女性の一人が、

「さっきの話しをしなさい。」

と言った。男性の一人が話し出した。

「3ヶ月前、自分達は演劇を見に行った。とてもいい演劇だった。端役だけどそのお姉さんが出ていた。とても美しいと思ってファンになった。ファンレターも劇団に送った。その内あなたが駅前の喫茶店で働いている事が判った。あなたの出勤日も判った。ファンレターを渡そうと思って追いかけるけど声かける勇気が湧かないからストーカーみたいな事をしてしまいました。ごめんなさい。」

2人は誤った。彼女は納得したようだ。

「じゃああなた達がマックさんとレンさんね。始めてのファンレターで嬉しかったわ。今日もファンレターを頂けるのかしら。ファンレターは喫茶店で渡してくれると嬉しいわ。」

拘束を解かれて2人は彼女にファンレターを渡した。彼女は嬉しそうに受け取った。

 拘束して拘束された4人は駅の方に戻った。彼女とマリエールは彼女の家の方に向い、近くの食堂に入った。彼女は嬉しそうにお礼を言った。

「あなたのお陰で誤解が溶けたわ。ありがとうございました。とても嬉しい結末だったわ。」

2人は喜びあった。

 結局、彼女のファンだという事が判った。ファンレターも受け取った。今後はファンレターは喫茶店で渡す事になった。

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