表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/226

       19 古竜との対決

 魔王の棲家にアンドロイドを送り、魔素溜まりと切断した。魔王の力は弱まり、魔獣が元に戻った。討伐許可を貰いに行く。

         19  古竜との対決


 古竜は空中に舞い上がった。マリエールは古竜の正面だ。古竜はマリエールに声を掛ける。

「凄い覇気だな。これは勝てそうにない。逃がして貰えないか。」

何とも身勝手な話しだが、目的は魔王の居所だ。

「魔王の居所を言うなら、私は身を引きましょう。他の者達かあなたを攻撃しない保障は出来ませんが。」

この古竜は以前の古竜の数段強い。マリエールが居なくて敵う相手ではない。

「あんたがいなければ何とかなるさ。べテロ山の奥、入り口を塞いで籠っていやがる。仲間が転移門で食料を運ぶ。周到な奴だ。」

マリエールは古竜をテレパスして確認した。

「約束通り、私は引くよ。青い翼はどうする。」

リーダーはあっさりと言った。

「あんたがいなければ、倒せない相手だろ。それにこの依頼、この古竜が悪いわけでもないらしい。卵泥棒が殺されただけのようだ。ドラゴンの卵の欲しかった貴族が冒険者ギルドに殺人ドラゴンの討伐をねじ込んだらしい。」

レイシアは、

「全員引き揚げよ。」

マリエールはキャサリンに報告した。その結果、当該貴族の処分、冒険者ギルドのギルド長の処分、青い翼の討伐失敗にしない事とかかった費用の補填がされた。

 べテロ山の調査は、国でもマリエール時事も起こった。転移門を見つけ、低級アンドロイドを何体も送り、略奪を繰り返した。場所はべテロ山の奥1000mだ。空気も薄く、普通の動物が生存出来る場所ではない。捕らえた者を調べると魔素を用いて生きているらしい。べテロ山の近くでも、魔王の居所でも魔素を発する所が有り。転移門で魔素の回収に来たらしい。アンドロイドに連絡して、魔素溜まりと魔王の棲家を遮断して、魔素を回収させた。転移門を常時見張り、手下が来ないか確認した。そんな状態が暫く続いた。

 魔素の供給が難しいせいか、魔王の影響が緩みがちだ。マリエールはキャサリン女王と会っていた。

「女王様、魔王の討伐は可能ですが、風の女神オリビア様の御神託として青い翼に討伐を委ねています。空気の無い魔王の棲家では行けないので、青い翼のクラン、レイシアチー厶に討伐をご命じ下さい。」

キャサリン女王は少し思案顔だ。

「しかし、オリビア様はレイシアと一緒なのだろう。そんな所に行って良いのだろうか。」

今度はマリエールが呆れ顔だ。

「事前に説明します。不都合があればこちらで預かります。オリビア様の顔を立てるには最善だと思います。」

キャサリンは勝算はあるか聞いて来る。

「魔王達は魔法攻撃が主体です。魔素が豊富だった頃は、威力が有りましたが、魔素の途絶えた今は力が有りません。物理的な攻撃は殆ど無く。魔素溜まりに繋がる道を切り開こうとする動きもありません。レイシアを動かす時は青い翼のクランから6チー厶、私の手のものを10体派遣します。」

女王の了解を取り、青い翼のクランに会った。オリビアは行くらしい。女神だから空気はいらないそうだ。魔王にとどめを刺すそうだ。勇者や聖女が討伐に推奨される意味があるなら女神の私が果たしてこよう。他の者だと殺し切れないかも知れない

 キャサリン女王は風の女神オリビアがへそを曲げそうで不安だ。オリビアは冷静に、魔王討伐に勇者と聖女が推奨される意味があるなら、女神である私が成してこようと言う。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ