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         188 決着

 古竜は強い。テレパスを自在に操り、敵の思惑の裏を突く。九頭竜チームが現れ、古竜の意表を突く。

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 古竜は強い。テレパスを分散させざるを得なくなったが作戦は巧妙だ。マリエールの弱点を突く攻撃は健在だし、九頭竜討伐チームの被害は甚大だ。相手が攻撃する時に攻撃するのはセオリーに反している。攻防は交互に行うのがセオリーだ。しかし敢えてセオリーを破る事で相手は四六時中攻撃に曝される事になる。

 流石の古竜もこの状態は不味いと思った。どちらかを撃退すべきだと考えた。掛けるなら九頭竜チームだろうと思ったらマリエールから連続して極大魔法を撃たれた。完全にマリエールにテレパスされた。翼をやられた。もう飛ぶ事は叶わないだろう。マリエールは攻撃のパターンを変えた。上空に舞い上がり攻撃してきた。古竜が飛べないのを見越しての攻撃だろう。当然上空の方が動き易い。多くのアンドロイドがいろいろな場所から様々な魔法を撃つ。もうマリエールの事をテレパスし難くなった。

 もはや限界なのかも知れない。古竜の奥義激烈魔法を放とう。そう思った途端。マリエールが魔法を放っだ。

「激烈魔法だ。」

古竜は沈んだ。

 マリエールが放った魔法は絶大だ。古竜は粉々になり、爆風が吹き曝した。その後深海のドラゴン討伐の報告が入った。

 マリエールはこのダンジョンの全てを踏破して大量の財宝やドラゴン肉を手にした。

 ダンジョンを出て本来はギルドに報告する必要があるのだろうがマリエールは宇宙船に乗り次の星に向かった。次の星はアマゾネスの星だそうだ。

 アンドロイドは10体ほど残して収納した。アマゾネスの星に下りて、宇宙船を収納して水辺でバーべキューをした。赤龍と古竜の肉だ。複製出来るので減る事はない。どのドラゴンも美味いが個人的には赤龍と古竜だ。コクのある赤龍と淡白な古竜。味わい深い。舌鼓を打っていると褐色の逞し美女が現れた。興味が湧いたようで近づいて来た。褐色の美女は、

「焼肉か。何の肉だ。」

アマゾネスと思われる女性は尋ねた。マリエールは、

「ドラゴン肉よ。美味しいよ。食べてみる?」

アマゾネスは恐る恐る串に刺してタレにつけて食べた。

「美味い。これは族長に召し上がって戴くべきだ。肉はまだあるのだろう。私と共に来い。」

後片付けはアンドロイド3体任せアマゾネスの村に向かった。アマゾネスは10代から30代の女性だけの集落だ。女の園というにはたけだけしい。戦闘集団だ。先ほどの女性が族長とおぼしき女性に説明する。アンドロイド達は準備に入った。先ほどの女性が、

「お主と村の代表が模擬戦をするのを族長がお望みだ。受けてくれるな。」

マリエールは了承した。マリエールの数倍の体重がありそうな巨漢の女性である。デブではない鍛え上げられた筋肉の塊である。2人は広場中央で向きあった。ルールが説明される。目への突きは禁止素手で戦う。場外に出たら敗けである。

 試合が始まった。まずは力比べである。アマゾネスは強力だ。マリエールが少し力を込めないと押される。オーガ並だ。マリエールは少し力を入れた。

 アマゾネスの代表との模擬戦だ。まずは力比べだ。オーガ並の力だ。

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