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        186  ダンジョン

 赤龍との戦いは始まった。眉間に貫通魔法を見舞ったが簡単にはいかなかった。3度見舞って赤龍を倒した。

         186  ダンジョン


 赤龍は体長30mほどのあまり大きくないドラゴンだ。亜龍と呼ばれるワイバーンでさえ20mはあるからギリギリドラゴンである事が判る。ワイバーンがドラゴンと呼ばれない理由が群れで行動するからで逆にワイバーンの方が脅威だ。何だかワイバーンもでて来そうな気がする。

 赤龍は珍しいドラゴンではない。大抵の人はドラゴンというと赤龍をイメージする。ドラゴンは山奥にいるというイメージも赤龍のイメージだ。ドラゴンスレイヤーもほとんど赤龍を倒した冒険者だし赤龍は繁殖している。

 赤龍の倒し方は単純だ。眉間に貫通魔法を叩き込めば終わりだ。ただ、赤龍にはブレスと火炎が絶え間なく放たれるからこれは気を付けないと痛い目に遭う。赤龍との戦いには自信がある。何せ始めてのドラゴン戦が赤龍だった。始めての赤龍との戦いはギリギリだったが今では実力も経験も積んできた。されどドラゴン、油断の出来る相手ではない。

 対決だ。ブレスを火炎を避けながら眉間に貫通魔法を放つ。一撃では仕留め切れない。貫通魔法に闇魔法を重ねて眉間に放つ。もう一撃放つと絶命した。ドロップアイテムは赤龍の肉と牙と角だ。ドラゴン肉と言えば赤龍の肉だと言うくらい赤龍の肉は美味い。多くドラゴン肉が入手出来る筈だから最も美味いドラゴン肉は何かが判る筈だ。

 案の定、赤龍の次はワイバーンの群れだ。個々には赤龍に及ばないが10匹のワイバーンは脅威だ。マリエールは16体のアンドロイドを出して2体で1体の相手をした。飛行速度はワイバーンの方が上だが捕まえてしまえばアンドロイドの方が強い。首を折られて絶命する。

 ワイバーンの後は地竜だ。地中の中から突然現れ攻撃してくる。遠距離攻撃はブレスと火炎だ。赤龍よりも確実に強く厄介だ。マリエールは地竜の掘った穴に飛び込み地竜掴みかかんだ。魔法を送り込んで麻痺させた。アンドロイドが剣で突き差した。地竜は絶命した。アイテムドロップは肉だ。

 階層は進み80階層だ。最初出てきたのは八岐の大蛇だ。蛇をドラゴン扱いしていいのか疑問に思ったがそこは於いておこう。アンドロイドを10体出した。8つの頭と胸を突くことが勝負の分かれ目だと思った。予定通り事は進んだ。

 ボス部屋に古竜と九頭竜と深海のドラゴンがいた。陸と湖と海のドラゴンの代表だ。九頭竜と深海のドラゴンは所見だったが古竜並に大きくて手強そうだ。アンドロイドをもう10体出して備えた。古竜がマリエールに話し掛けた。

「ここまで人が辿り着くとは想定外だ。ここがこのダンジョンの最終層だ。超人よこの最終層で力を振るうがいい。そうすれば人間が未だ見ぬ財宝が手に入るだろう。」

そうかここがこのダンジョンの最終層か、マリエールは、

「71階層からここまでドラゴンが、この星の全てのドラゴンか。もっと強いドラゴンはいないか。」

マリエール物言いに古竜は腹立った。

「ここにいないドラゴンはいるが、強いドラゴンはここ以外にいない。」

戦いは始まった。

 80層がこのダンジョンの最終層だそうだ。古竜にこの星もっと強いドラゴンは居るかと聞いた。ここはそんなドラゴンはいないと言った。

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