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         170 アリサ 8

 北の国の北の海は冬季にクラーケンが居なくなる。冬季に漁業が出来る。北の海の直径40kmの島は漁期で無くても島に人が住んでいる。

           170  アリサ  8


 アリサもこの国ではやり難いものを感じ始めた。もっと自由に医療に取り組みたいと思った。この世界にも海の魔獣はいて特にクラーケンは陸上まで上がり人を襲う20mから30mある魔獣だ。ところが北の国の北部では冬季にクラーケンが居なくなるそうだ。クラーケンも季節によって移動しているようだ。冬季に漁業行ない、春から秋には農業を行なって暮らしいる人達がいる。沖合の少し大きい島にも冬季に島に移り住み年中島で生活している人々がいるらしい。

 最近、身体能力や魔法が急激に上がり知識も高まり海の生き物などに薬剤になるものが豊富にある事判った。エリクサーの原料となるリヴァイアサンの事は知っいたが、海竜ダライアサン、湖に住む九頭竜もエリクサーの原料になり海産物は良質の薬剤になる物が多い。海産物は食料としても価値があり、魔石は高価だ。

 しかも島の面積は大きく、貴金属や宝石が豊富な事で知られている。ゆっくり薬剤の研究に勤しみ、海の魔獣やドラゴンを倒してエリクサーを手に入れ、魔石や食材を手に入れ、時には島民を治療する事は楽しいだろうと思う。

 実行するための能力がいろいろ手に入った。まずアンドロイドである。姿形は任意に変えられ、そのままの姿で何時までもいる事も出来るし年齢によって姿を変える事も出来る。自分と同じ姿に出来るから、身代わりに出来る。身体能力や魔法も自在だ。

 次に複製だ。食材や薬剤が幾らでも増やせる。食料でも器具でも同様だ。

 次は共有アイテムボックスだ。アリサとアンドロイドはほぼ無限の共有アイテムボックスがある。一方で収納した物は他方で取り出す事が出来る。

 そしてアリサは15歳にして不滅の存在に至ったもう外見上は年を取らない。外見上で年を取らなければならないならばアンドロイドにさせればいい。

 他にもいろいろ能力や魔法が向上や出現したけれど、他はおりおり説明していこう。

 かくして、アリサはアンドロイドを於いて北の国の北の島にやってきた。夏場なのに涼しい。島には数百人の人々が住んでいる。直径40kmほどの島だ。島の西側の陸地側に密集して住んでいるようだ。東側には人影がない。アリサは東側に拠点を構まえアンドロイドを10体出した。まずは探索から始める。アリサは街に出掛けた。見かけない少女が珍しいのかジロジロ見られる。以外に女性や子どもの割合が多い。同じ年頃の少女を見かけたので声を掛けてみた。神様表現は不要な筈だ。 

「私薬剤なの。怪我人、病人が集まるところはありますか。」

少女の顔がキラリと輝いた。

「母がお産なの。お産も頼めるかしら。」

アリサは薬剤なのにほとんど産婆のような仕事をしている。

「もちろんお産も仕事の内よ。」

彼女の家に出向いた。30代半ばの女性が寝ていた。もうすぐ陣痛が来るところだ。アリサは少女に、

「お湯と水をタライに入れてきて下さい。水は早目にね。もうすぐお産が始まるわ。あなたの他にもう一人手伝って欲しいわ。」

水のタライがくる前に陣痛が始まった。

 アリサは様々な魔法や能力が身についた。アンドロイドを本人そっくりに作れば身代わりに出来る。診療所にアンドロイドを於いて島に渡った。

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