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        146 エルフの街

 いくらエルフでも50万年前にやって来た未来人が目の前にいるのは驚いた。エルフ達は約束を果たしてくれた。

         146  エルフの街


 エルフの代表は話しを聞いて驚いた。50万年前にエルフに能力を与えた本人が目の前にいる事が信じられない。カトリーヌ゙は、

「タイムトラベルですよ。実際には4年前にタイムトラベルしました。中々来れなかったので心配していました。滅亡していなくて良かったです。」

カトリーヌ゙は新人類に与える能力よりも多くの能力を与えた。マリエールも能力を与えていた。カトリーヌ゙は知能と魔法を与えた。今どう活かされているのだろう。代表は、

「エルフの歴史は、2人の未来人に能力を与えられた事から始まったと書かれています。その内のお一人があなたなのでしょう。歴史書の記述と同じですから。2人から知能、知識、魔法、身体能力を頂きました。エルフは全員魔法が使えます。ご指導頂き教育、研究機関も作りました。いつか来る他の人間種との戦いに備え、魔法や軍事訓練に励みました。今も教育制度があります。教育期間が終ると男性は1年間の徴兵制度があります。しかし長寿で子どもの授かり難いエルフは中々人口が増えません。統計を取り出した40万年前からは3倍に増え全エルフで30万人になりましたが、徴兵されるエルフは100人です。産業、事業をこなしつつ軍事教育をして星全体を管理しようとしても人手が足りません。」

カトリーヌ゙はアンドロイドの提供を考えたが思い止まった。寧ろエルフには自然にしていて欲しい。

「幸い恐れていた他の人間種との戦いの心配は無さそうだ。しかし何が起こるか判らない。男性が1年間軍事教育を受けたり、災害対策や復興付いて学んでおく事は意味があると思う。しかしこれ以上人口を増やしたり、星全体の状況を把握する必要はない。エルフはエルフの生活圏を守ればそれでいい。無理な仕事を押し付けてしまって申しわけなかった。」

たとえ暴君ではないと知ってはいても、アンドロイドを与えて一人の気分次第で星の生死が決まってしまうのは我が故郷だけでいい。エルフの代表は安心したようだ。

「教育機関、研究機関、軍事関係施設、産業、事業はここで行なっていましたのでエルフの多くはここにいます。しかし、星全体の把握が必要なく他の人間種との戦いも心配がなく自分達の生活圏を守ればいいなら、ある程度年齢以上のエルフはエルフの郷に返せます。貴方がたのお陰で能力を得ました。森の生活も可能でしょう。エルフ達に選ばしてやれます。本当に嬉しいです。」

エルフに取っては厳しい時代だったようだ。カトリーヌ゙の思いつきでいろいろ狂わせてしまった。マリエールに愚かな不滅の存在だと思われているのを知っている。自分の思い付きが50万年間エルフを縛ってしまったのだ。

「ごめんなさい。私の思い付きでエルフの皆様を縛り付けて。」

カトリーヌ゙は頭を下げた。

「私達は貴方がたのお陰で力と誇りを持てました。悪い事ばかりではありません。」

カトリーヌ゙は言葉通りには受け取れなかった。カトリーヌ゙は今後の事を含め望むものを聞いた。代表者はカトリーヌ゙にしばしば訪れる事を求めた。カトリーヌ゙は了承した。

 カトリーヌ゙はエルフに望むものはないか聞いた。エルフの代表はしばしば訪れる事を希望した。

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