145 カトリーヌ゙の成長 5
懇親会で国王はマリエールの考えをカトリールに確かめた。その中でカトリーヌ゙はこの王朝に拘らない事を伝えた。7万年も続く王朝があるのが可怪しい。
145 カトリーヌ゙の成長 5
国王はカトリーヌ゙に聞いた。
「カトリーヌ゙教えてくれ。マリエールはこの星を植民地として支配しようしているのか。カトリーヌ゙はどんな立場だ。」
カトリーヌ゙は平然と答えた。
「マリエールはこの星の不快な所を止めさせようと思っているだけです。実は先程述べた事がこの星であるのか知りません。マリエールが不快に思う事を例示しただけです。今後アンドロイドをこの星大量に送り込んでマリエールが不快に思う事はさせないという意味では支配される事になるかも知れないですが。植民地ではありませんよ。それからマリエールは私が王朝に肩入れする事も不快に思ってますのでこの王朝に先はないと思います。次の政権を担う所と話し合い、合意出来れば政権交代の協力しても良いですね。だから私はこの星をマリエールに取って快適にすることが役割ですし立場ですね。そのためには武力も使う事あるかも知れないですが、王朝のために使うかどうかは判りません。」
国王はそうかと言っただけだった。王朝はカトリーヌ゙に見捨てられた。そう思った者は多い。
翌日はマスコミ取材対応だ。カトリーヌ゙はマリエールを不快にする者に死を与える事を宣言したり、王朝を支援する事を止める事にした事を伝えた。そのために大量のアンドロイドをこの星に送る事も伝えた。アンドロイドが送られる事に疑念を抱くマスコミ関係者がいる。
「マリエールが不快に思うかどうか知らないと無差別殺人になってしまうでしょう。アンドロイドをこの星に送る事に疑念を抱く事もマリエールを不快にさせる事だと知らないと命が守れないでしょう。あなたはもう明日目が覚める事はないわ。」
仕方ない事ね。もはや決まった事ですからね。マリエールの事が星の人間が皆嫌いになったら、この星の誰も生き残れない。あなた方の報道が星の未来を決める事になると伝えた。
アンドロイドをこの星に送る事に疑念を持ったマスコミ関係者が死ぬ事になった事やアンドロイドが大量にこの星に送られる事を報道したマスコミ関係者はいなかったようだ。大量の人々が死ぬ事はなかった。
カトリーヌ゙は星に帰った。この星の大筋は決まった。滅亡への道のりは進まないと信じる。あたり前に生きていけば何も問題ない筈だから。
カトリーヌ゙はエルフの星にやって来た。壁画人達は繁栄しなかった。狭い範囲に閉じ込め絶滅していった。旧人類で生き残った者達が何カ所かに分散している。しかし言葉も話さず、生活も変わらない。火も使用しない。
エルフはあまり平地にはいない。長寿で繁殖力の乏しいエルフは如何に能力を上げても大きな都市を作るわけではない。それでも平地に街らしいものが有り庁舎に出向いた。受付でわけを話し代表に会った。カトリーヌ゙は代表に、
「50万年前のご先祖に能力を与え、この星を治めて欲しいとお願いしました。この星を別の人間種が戦争で滅亡させたのを見ましたから。幸いその人間種は対策しましたから絶滅したようです。他の人間種は居ますが火も使えるません。エルフはそれほど繁栄しているように見えませんが様子を教えて貰えればありがたいです。」
カトリーヌ゙はいろいろ聞いた。
カトリーヌ゙はエルフの星に向かった。壁画人は絶滅していた。旧人類は散在しているが火も使えない。エルフは街を作った。カトリーヌ゙は庁舎を訪ねた。