140 絆
カトリーヌ゙にジュリ、シルビア、マルシアを遭わせた。カトリーヌ゙が不滅の存在は少女ばかりなのですかと聞いた。
140 絆
マリエールはカトリーヌ゙にジュリ、マルシア、シルビアを会わせた。お互いに直ぐ仲良くなった。特にシルビアとは抜けたもの同士か非常に馬が合う。お互いに成長はしているが。カトリーヌ゙は、
「不滅の存在は少女と決まっているですか。宗教の儀式に少女しか当たれないというものがあるのは知っていますが。」
今回カトリーヌ゙に会わせた不滅の存在が、カトリーヌ゙に合わせただけで、年配の不滅の存在はいる。頻繁に会うものが外見上似たものの方が会い易いというのもあると伝える。
「ジュリはもっと若い時に会ったが、3年かけて不滅の存在にした。シルビアは一緒にドラゴンと戦い覚悟を持って不滅の存在になった。マルシアは100万年前に私の話しから不滅の存在になる事を希望した。希望するしないはあるが、何の覚悟もなく不滅の存在になったのはカトリーヌ゙が私の出会った始めての例だ。神もきみに覚悟させてから不滅の存在にすべきだったと思うが、その余裕がなかったのだろう。」
マリエールだって突然不滅の存在にされたが、ある程度の覚悟はあった。カトリーヌ゙のような不意討ちではない。もっと年長の者なら不意討ちでも覚悟が出来たかも知れない。しかし、カトリーヌ゙もテレパスを持って多様な考えを知り自信を持てた。外見通りで中味が成長していないのはカトリールだけの問題ではない。大なり小なり影響はある。だからこそ老い込まないで居られると考えられる。カトリーヌ゙が敵意や害意をあるものも容認しないとカトリーヌ゙の星は滅亡してしまう。ゆっくり話しあっていこう。
カトリーヌ゙の星との外交、通商、文化、技術交流をしている。カトリーヌ゙の星は幾つかの太陽系を従えているが、隣接した恒星間移動出来る星に攻められ、カトリーヌ゙が不滅の存在になり隣接した星に甚大な被害を与えた。絶滅させたわけではないので存在はしているが、それ以降対立はない。不滅の存在がその気になれば星の生き物を消滅させるのは容易い事を悟ったのだろう。
技術は全般にカトリーヌ゙の星の方が高い。複製に頼るマリエールの星は技術が発展し難い。創意工夫はカトリーヌ゙の星に軍配が上がる。しかし簡易型アンドロイドと不滅の存在に絶対服従するアンドロイドはマリエールの星の独壇場だ。カトリーヌ゙の星に簡易型アンドロイドはそのまま受け入れられた。宇宙人の姿は恋愛の対象にならないし、作業ロボットに世話をされるよりは介護看護の場で抵抗がない。売り場や受付に居てもさほど抵抗がない。カトリーヌ゙に絶対服従するアンドロイドは境界警備だ。テレパス可能な彼らを内の場所に配置するのは躊躇われる。寧ろ敵地に送り込んだ方がいい。隣接銀河系とは和平の交渉はしていない。つまり戦闘状態だ。敵の星に次々と魔法を放つ。敵星は降参するが無駄である。何時までも攻撃が続く。やっと逃げ出した連中は、もはや安定の地はないと思った。
以降敵星人は宇宙を旅する流浪の旅人になった。
カトリーヌ゙が敵の星を攻撃した。降伏も認めない。不滅の存在に絶対服従するアンドロイドは降伏の受理の仕方の指示を受けていない。僅かに残った敵星人は流浪の旅人になった。