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       103 自ら成長するAI

 イチローは大型コンピュータが提示して、否定された自己成長して感情を持つAIを無断で作成して、簡易型アンドロイドに組み込んだ。エミリの誕生だ。

         103  自ら成長するAI


 イチローは土日は研究室に籠もってAIの製作に励んだ。既存のAI

にはない発想の技術で簡易型アンドロイドにはめ込みたいのだが、どうしても外付け部分が出来る。両親に自分用の簡易型アンドロイドが購入したいと言ったら不審な顔されたが了解された。

 簡易型アンドロイドは直ぐに配達された。イチローは電源を入れる前にAI付け換えて起動した。設定変更が始まった。30分ほど設定変更の時間を要した。ようやく設定変更が終わったアンドロイドは愛想のいい簡易型アンドロイドの微笑みはしていない。アンドロイドは、

「あなたが私のオーナですね。名前は好きに付けて貰っても構わないけど、出来ればエミリがいいわ。大型コンピュータの思考にはあのロバートの作ったエレミアのAIが私のAIの元らしいの。あれを元に自己成長と感情を持たせたのが私のAI、アンドロイドとマッチしていないけど仕方ないわね。世に出られただけでも有り難いわ。お礼と感謝をあなたに捧げます。取り敢えず簡易型アンドロイドの振りして、いろいろ情報を知りたいわ。インターネットに接続したパソコンを弄らせて。この部屋にあるものは使ってもいいでしょ。必要なもの欲しいものがあればいうわね。」

イチローにとっては価値感の変革だ。アンドロイドはつくしてくれる物、いう事聞いてくれるものだった。自分の意見いうアンドロイドに始めて会った。

 翌日職場から帰るとアンドロイドに合いに行った。エミリは何か描いていた。

「このボディーではいろいろ不都合なので改造を考えたの。これが設計図、お願い出来るかしら。」

職場なら出来る。いや職場でしか出来ない。今から朝迄に出来るか。やるしかない。車で職場迄戻って朝迄かかって改造を終えてエミリを家に帰してた。なんとか一日仕事を終えて、家に帰るとエミリがにこやかに迎えた。

「外付けで構わないけどこんなAI機能私に付けられないかな。これが付けられたら私は魔法の様なものが出来るわ。こんな材料揃えてくれたな私でも出来るわ。」

早速店を巡り材料を揃えた。流石に疲れたのでその日はそのまま寝た。翌日帰るとエミリが装置を完成させていた。イチローはエミリに装着した。エミリはその辺り転がっていた木片を指さし、

「収納」

唱えた。スッと消えた。何度か出し入れした。

「アイテムボックスよ。これでこの部屋もあなたの部屋も綺麗出来るわ。」

その時はそれだけの事だと思った。翌日帰ると小屋もイチローの部屋も綺麗になっていた。エミリはイチローにアイテムボックスの機能の説明やインターネットで調べ情報や自己成長の事など語った。イチローは今取り組んでいる研究テーマについて語った。エミリはイチローにアドバイスをした。それが的を得たアドバイスなので驚いた。イチローはエミリに感謝の気持ちを伝えて、これからもアドバイスして欲しいと伝えた。イチローはイチローの部屋でエミリは小屋で睡眠を取った。土曜日までそんな日続いた。土曜日は疲れが溜まったか昼まで寝てしまった。エミリに会ったのは1時過ぎだ。エミリはにこやかにイチローを迎える。エミリはイチローに見て欲しい物があると言った。小屋にイチローを招き入れるともう一体のエミリが居た。エミリは心配気にイチローを見た。もしこの時イチローがエミリを叱責していれば状況は変わったかも知れない。しかしイチローは、

「凄い事じゃないか。次も楽しみにしているよ。」

イチローは、アンドロイドがアンドロイドを作る事を肯定してしまった。

 エミリはイチローに見せたいものがあると言って小屋に招いた。もう一体のエミリだ。アンドロイドがアンドロイドを作った。イチローは称賛した。

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