48.第二王子の没落 8 ~オーバーキル~ バイオレットSide
今週、ちょっと忙しいです。
「さ、やっと、私の魔力量も落ち着いて来た頃だし、教室に戻るね。・・・よくよく考えたら、もう気持ちも落ち着いてるし、魔力が暴走することもないと思うんだけど。」
「お姉様、それは、いわないやくそくっていうものだと思います。」
「確かに・・・。カエデちゃんにもっと詳しく教わらないと。」
「では、お姉様、私は、一組で起きているであろう混乱を止めてきます。」
「よろしくね。じゃあ、結界を解除するね。」
えいっ。
ガラガラダンッ!
え?
「バイオレット様、この結界は!?いや、それよりも、王城にいらしてください!」
「えっ?え?え?」
「お姉様、この方は王妃様ですよ。」
「それはわかる、けど・・・これだけの音って、結界中、ずっとしがみついていないと出ないんだけど・・・。」
「バイオレット様のところにはやくいけるよう、ずっとしがみついておりました!さあ!みんなが待っています。来てください!」
「わかりました。」
「皆さんも、ぜひ、来てください!」
「「かしこまりました。」」
「はい。」
そして、私たちは、王城へ行くことになった。
「あっ。」
「どうしたのですか?お姉様?」
「仮面ってどうする?」
「「「「・・・。」」」」
「もういらないのではないでしょうか」
「だよね。」
あ~あ、せっかく、こういう日のために作ったんだけどなぁ。収納魔法にしまっておこう。
「じゃあ、あれのところに行こうか。」
「「「はい!」」」
「で、なんでこんなことになっているのかな?(ニコッ)」
「れ、レティちゃんを傷つけようとしたあいつが許せなくて・・・。」
「わ、悪気はなかったんです!ちょ、ちょっと魔が差しただけで~!」
「でも、やりすぎよ!手加減を覚えなさい!」
「「は、はいぃぃぃぃぃ!」」
「お姉さま、私、ちょっとここでひと暴れしてもよろしいでしょうか?」
「わわっ!ヴィオラ!?氷出てる!魔法が暴走してるから!」
「「レティ様、少々、離れます。」」
「ディア、まぶしい!ガーベラは燃えないで!」
なにこれ!?リアちゃんとフレアちゃんは暴れてるし、ヴィオラたちは暴走しかけ・・・もう暴走してるね!暴走してるし。大変すぎだよ!
「あらあら、もうちょっとあれを痛めつけてもよろしいんですよ?」
「王妃様!?おやめください!みんなも!やめなかったら、罰、やるよ!」
「「レティちゃんの罰・・・。」」
「お姉さまによる罰・・・。」
「「レティ様がする罰・・・。」」
「「「「「受けてみたい・・・!」」」」」
「ええええええええええええ!・・・やめなかったら、私、一生料理作ってあげないっ!」
「「「「「嫌あああぁぁぁぁぁぁぁぁ!」」」」」
「ちょっ、静かにして!」
もうっ!なんでこうなっちゃうの!
「バイオレット様、事情聴取のため、今回の被害者と、バイオレット様を王宮に連れて行かなければなりません。被害者の方を全員呼んでいただけませんか?」
「わかりました。・・・なぜ敬語なんですか?」
「フラワーシリーズのオーナーに対して、敬語を使わないとか無理なので!」
「ふらわーしりーず?・・・ああ、フラワープロジェクトのことですね。それでも、敬語はおやめください。」
「し、仕方ありませんね。バイオレットさまがそういうのでしたら。やめます。」
「では、呼んできますね。」
「だからなんで!」
「「申し訳ございません、レティ様。我慢ができませんでした。」
「お姉さま、これは妥当な罰だと思います。これでも、少ないほうかと。」
「だから、やめてぇぇぇぇ!
帰ってきたら、ヴィオラたちがあれに拷問してた。・・・さっきから一言も声を発していないし、よくよく見れば、端っこにルーグが倒れてるし、何がどうなったらこうなっちゃったんだろう。
レティ 「やりすぎはだめだと思うの。」
ヴィオラ「全然本気を出していません。」
レティ 「ヴィオラは本気を出しちゃいけないと思うの。」
ヴィオラ「お姉さまがキスをしてくれたら、命に危険が及ぶ場合を除いて、人に対して、本気を出しません。」
レティ 「公爵令状は、婚約者以外とキスはしてはいけません!」
ヴィオラ「お姉さまが私と結婚すれば大丈夫です!」
レティ 「しないから!」




