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暗黒龍と企みます 5

 なかなか学校にいけません。


 楽しんで読んでいただけたら嬉しいです!

 グリードが家に来てから半年がたった。

 彼はとても優しくて紳士で、そしておかんだった。


「こらフィリア。ピーマン残しちゃ駄目だろ?」


 おかんなのに、それでもドキドキしてしまうのは、さすが攻略キャラというべきか。


 嫌いなピーマンすら、彼の為なら食べられる。


 うげぇ。吐きそう。


「偉いな。フィリアはいい子だ。可愛い。えらいえらい。」


 それでもにこにこと頭を撫でられれば、なんだか頑張ってしまう。

 イケメン効果すごい。


 そして、グリードは私の教師にもなってくれた。今まで、魔法の成り立ちや、細かな制限、歴史などはよくわからなかったが、グリードのおかげで、分かりやすく学ばせてもらっている。


 しかも、マナー、ダンス、社交界について、国の成り立ちなど、グリードは完璧だった。


 なんと、図書室にあった本をペラペラとめくっと思えば全て覚えてしまったのだ。


 チートキャラいいなぁ。


 チートではない自分は地道に頑張っていくしかない。


「だが、なぜフィリアはこんなに頑張るのだ?」


 そういえば、これからの目標について語っていなかったと思い、フィリアは話し始めた。


「あのね、私は15になったら父親に王立魔法学校に入れられるの。そこでね、4人の男の子と出会って誰かと結婚するっていうストーリー何だけどね、、、」


「ちょっと待て。」


「え?」


「この世界の未来が見えるのか?」


 その言葉に説明が難しいなと感じた。


「いや、不確定要素が多いから、大まかな未来しか分からないの。あと、18歳までしか分からないの。」


「そうか。あと、気になることがある。男と出会って結婚とはどういう事だ?」


 その瞬間、部屋の温度が下がった気がした。

 あれ?なんだかグリード怒っている?


「設定では、4人の男の子と結婚出来る可能性があるというだけよ。まぁ、結婚する気はないけれどね。」


 その瞬間、部屋の温度が戻った。

 何に怒ったのかは分からない。


「そうか。ならいい。フィリアは結婚なんてしなくていいんだ。」


 あれ?なんかおかしな事をいっているぞ。結婚は普通にしたいんだけど、でも今はなんだか言わないほうがいい気がする。


「それでね、私の次の目標は、4人の男の子達とその婚約者の子達とをラブラブにする事なの。」



「それになんの意味が?」

「え?その子達に幸せになってほしいだけ。」


 面食らったような表情を浮かべたグリードだったが、柔らかく微笑んだ。


「そなたらしい。我が姫は天使だな。」


 たまに親ばかのような発言をするようになってきたグリードである。


 そして私は、グリードと今後の計画について話し合うのであった。




 読んで下さりありがとうございました!

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