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プロローグ

 新連載はじめました。

 今回も、ゆるく、暖かく読んでくださると嬉しいです。

 人はこの山には近寄らぬ。


 災いがあると知っているから。


 人はこの山を恐れている。


 耳を劈くような唸り声が聞こえるから。


 人はこの山を見て見ぬふりをする。


 過去の悍ましい罪を、人間達の罪を、自分の幸福を守るために知らぬ振りをする。


 そして、そうして月日を重ね、山に絶対に足を踏み入れてはいけないという戒めだけが残る。


 罪などなかったかのように。



 たがしかし、たった一人の幼女だけは違った。

 山を見た瞬間に全てを思い出した。そう。全てを。

 そして使命を知る。

 そうか。自分はこの為に生まれて来たのか。


 山から恐ろしい唸り声が聞こえる。


 人々それに耳を塞ぐ。

 塞いではいけないのに。


 幼女は自らの手を見つめた。


 まずは1年。力をつけなければ。


 今のままでは山に入ることさえ叶わない。


 山を見上げ、幼女は呟いた。


「待っていて。必ず会いに行くから。」


 小さな誓。その声は彼方へと届いたかは定かではない。


 読んで下さりありがとうございます。

 頑張っていこうと思います。

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