表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/12

『つくも神は青春をもてなさんと欲す』を片手に語る

ようこそおいでくださいました。


さてさて、今回は長編小説ではなく短編について語りましょうか。


はい。こちらでございます。


『つくも神は青春をもてなさんと欲す』


まぁまぁ、そんなに慌てなさって一体どうしたのでございますか。焦らずともゆっくりと紹介いたしましょう。

読むときはゆっくり落ち着いた場所でいかがですか?

心を静めて、ゆったりとした空間を味わいながらの読書もなかなか風靡ふうびがあるってものですよ。


ゆっくり。

ゆっくり。


ゆっくりとページを下ろしなさいな。











落ち着きましたか?


それでは改めて紹介いたしましょうか。


こちらはそうですね……。

ジャンルでいえばどうなるのでしょう?

なろうでのカテゴリを用いるのであれば……ローファンタジー……というにはファンタジー系に偏っているわけでもありませんなぁ。

なら、アクション? どうでしょう? 線引きがどうも曖昧となっております。


私の言葉でよければですが、青春ファンタジー、とここは表現させていただきます。


さて、次に内容といきたいところですがどうです?

本筋に入る前にお飲み物はいかかです? 

……はい。今、お入れいたしますね。




――粗茶ですが。




それではあまり待たせてもいけませんね?

話を続けましょう。


こちらの主人公――物部惣一は骨董品屋生まれで、そこに一人暮らししております。

その生まれからか、昔から骨董品を大事にしようという性格でして、物の修理が得意なのです。

いつも必ずドライバーを持ち歩く変わった男子高校生なのですが、そんな彼の下に茶釜が届くのです。

その茶釜はまるで人間のように立つことも話すこともでき、その正体は付喪神つくもがみなのです。

どこからどう見ても幼女にしか見えないのですが……


あらあら。


そこのお方。突然立ってどうしたのでしょう?

……あまり変なことは考えないでくださいね?


話を戻しましょう。

彼女はお茶で心をもてなす能力を持っているのです。

彼女の力を持ってすれば、心を開きたくても開けない心でさえ、もてなされてしまうのです。

意味がわからないと思いますか?

それも仕方がありません。読まない限りはきっとわからないでしょう。


こちらの本はいつでもあなたをもてなさんと欲しております。

気が向いたときでも構いません。こちらの本に手を伸ばしていただければと思います。


今回はなかなか短かったのですが、どうでしょう?

焦らずゆっくりと読めば、長く感じられたのではないでしょうか?


それではまたお会いしましょう。

















注釈:書店で見つからなくても慌てないことが大事ですよ



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ