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『陰キャになりたい陽之森さん』を片手に語る

ねぇ! 君っていつも本を読んでるよね!>


                         <それが何?


最近、本を読もうと思っているんだけど、何かいいのってない!?>


            <あなたが読むような本はこの世にはない


そんなこと言わずに、ね!>


                       <ないものはない


え~、どうしてそんなこと言うのさ?>


                     <あなたが嫌いだから


うわっ、ひどいなぁ~>


  <わかったらさっさと帰って。もしくは天に飛ぶか、地に堕ちて


お願い! 頼むからさぁ!>


                <大体、自分で見つけた方がいい


あ~、それはダメだよ。どうも本を探すのが面倒くさくて>


          <なおさらあなたに本を薦める気がなくなった


お願いだよ! 何でもするからさぁ~>


                        <いい。帰って


教えてくれるまで離れないから!>


                   <……いつもあなた達はそう


えっ?>


               <人のスペースに勝手に入ってきて


別にそんなつもりじゃなくて>


                          <わかった


え?>


<教えてあげる。あなた達がどれほどのことをしているのかも一緒に


え、えぇっと……>


          <これを読んで少しは私達のことを知りなさい


『陰キャになりたい陽乃森さん』?>


<内容としてはあなた達みたいな陽キャが陰キャの人の気持ちを知る

 ために陰キャの人に話しかけてくる、という迷惑極まりない話よ。

 そう、まるで今みたいにね


陽キャ、陰キャ?>


<人の好みにズケズケと入ってきて、やれ気持ち悪いだの何だの。も

 っとはっきり話して、だの。そんなことができてたら、こっちだっ

 てこんなに苦労していないわよ


別に、そんなこと考えてないけど……>


<いいえ。断ったらいけない空気とか、馬鹿じゃないの? どうして

 こっちばかり空気を読まなきゃいけないのよ


え、えっとぉ……>


<それをしっかり読んで、一度すべてを失ってみてはどうかしら? 

 それでもまだわからないときはあなたに本は紹介しないから







追伸:ラブコメです

アンケートを取ったらラブコメだけに一票来たので、ラブコメを薦めました。

……あのぉ、本当に何でも言ってもらって構いませんよ?

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