本当の脅威
「おい、おれもレベルアップしたぞ!!」
「おれも!「あっ!私も!」」
どうやらみんなレベルアップに励んでいるようだな。
とういう感じで進んでいたらとうとう第一階層のボス部屋の前まで来たらしい。
ダンジョンでは一つ一つの階層でその階層の特性がそれぞれあり、ボスもその特性を生かした戦い方をする。だから一回一回、相手を 分析し、最適な戦い方を探すのが当たり前なんだとか。ってのを、としょかんでよんだな。
俺から見るからにして、このフロアは純粋な戦闘力が魔物たちの間で強くなっている気がする、だからたぶんボスも、そうとう戦闘力がほかの魔物とは違うんだろう。
。。。。。。。
「これがボスの部屋か。扉がとてもでかいな。」
「中にいる魔物も相当ででかいんだろうな。」
「一応、中にいるボスは外に出られないようになっているんですよ。だから外にいる間は安全なんですけども、一度中に入るとボスを倒すかしないと、扉はあかないらしいです。」と、ある兵士から説明が入った。」
「ということは、僕たちがボスを倒すか、倒されるか、か。」
「大丈夫ですよ勇者様、勇者様たちの実力があれば、一回そう伸ばすなんて余裕ですよ。」と笑う兵士たち。
俺としては、できるだけ早く経験値をためてレベルアップをしたいんだが、
「さ、みんな自分の装備とかを整えて、みんなで頑張って、みんなで倒そう!!!」
「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」」」」
ちょっと、さわぎすぎじゃないか?まだ一階層のボスなんだし。
だが、なんか俺はこの部屋から違和感を感じるんだよなー。
っと俺な考えを察したのか、
「ご主人さま、なんかいやよかんがしますね。」
「リリスもですか、じつはわたしも。」
「私もですわ」
「おれてきには、ここにはいちゃいけに様な存在がいるきがするんだが。」
「「「はい、」」」
どうやら、みんな意見が一致しているようだ。
ギギーギギギギーー
「扉が開くようだ。俺らもケガだけはしないよう注意しよう。」
「「「かしこまりました」」」
中に入ってみると、とても薄暗いとこだった。
部屋見るからして、円形で結構広く部屋の中心からかべまで 50メートルほどはある。
そして部屋の真ん中には 4メートルはあるだろうモンスターがいた。
肌の色は緑で今まで感じたことのない威圧感を放っていた。
「あれは、ゴブリンジェネラルというゴブリンの中でも高位に属するモンスターです。ま、勇者様たちの実力があれば十分な相手ですね。」
「それと別に、サブモンスターという別のモンスターがじゃまをしますので、気を付けてください。
私たちは、そちらを担当させていただきます。」
事実、ゴブリンジェネラルなど俺が行かなくてもよゆうだろう、だが、なんか嫌な予感がする。
俺は、ボスを任せて、サブモンスターで経験値を稼ぐことにした。
「ギャー!!」
「うっし、八体目。」
「こちらは 二十五体目でございます。」
「こっちは二十体目です。」
「二十三体ですよ~。」
やはり神級は強いな。
だが俺もスキル 吸収のおかげでたぶん勇者たちの何倍の速度でレベルアップをしていると思う。
これを知っているのも、おれと、リリス,エインゼル と ミカエルぐらいだ。
どっちみちこの国を出て行くんだから、関係ない、よな?
と考えている間にも、ボスモンスターは体力を削られている。
「ハーッ、ブラストスラッシュッー!!」
少し離れても聞こえる勇者様(笑)の声。
どうやら戦闘は終わったようだ。
周辺にいたサブモンスターも姿を消し。
戦闘の終わりを示していた。
だが、
「おい!、なんでなんだよ。扉が開かねーじゃねーかよ。」
「そうよ、なんでよ?」
「扉が開かないだと? 俺が読んだ書物にも、終わったら開くとかいてあったが?」
「なら、まだおわっていないということですか?」
「だけど、ゴブリンジェネラルもちゃんとたおしたじゃない、ほかに何がいるのよ?」
と部屋を指さしながら、叫んでいた。
俺も変だと思った。しかし、扉の反対側の床に魔法陣らしきものが、光っていた。
「みんな、反対側にある、あれは何なんだ?」
本当だー、とみんなで騒いでる間にも魔法陣は光を強めている。
すると、中から、魔物が姿を現した。
「なんだあれは?」




