仲良し四人組
「はぁー…」
「亜矢、さっきからため息うるさい。」
「だってだって!!後一週間でバレンタイデーだよ⁉︎」
「だから?」
「作るの面倒くさいじゃん!女の子だからってなんで作らないといけないわけ⁉︎」
「…一体何人に作るわけ?」
「んー部活の人と麗奈だけかなぁー?」
「へー…って普通に少ないじゃん⁉︎」
「は?多いわ!15人だよ?めーんーどーうーくさい!!!」
その時、頭上からいきなり声がした。
「亜矢相変わらずうるせーなー。そう思わん?頼?」
「そこが亜矢の良いところでもあるんだよ」
「あーうるさいうるさい!修輝は黙っといてー。頼はさすが分かってるー♪」
えーとー、このうるさい男は…あ!山里 修輝。
んで、この修輝と一緒にいるのが平岡 頼めっちゃ優しい♡
「亜矢がうるさいのはいつものことでしょ」
さっきからウチに毒舌吐きまくってるこの美少女は一応、ウチの親友、藤山麗奈ウチらの前だけ毒舌なの!
そして、そして、さっきから喋ってるウチは平野 亜矢 (ひらの あや)
「ってか、何が面倒くさいわけ?」
「あーバレンタインよ!作るの面倒くさいんだもん!」
「お前…一応女子なんだからそんぐらい作れよ。バカじゃねーよ?」
「は?大丈夫だから!修輝なんかには1000%作らないから安心して!」
「俺には作ってくれる?」
「頼!あったりまえやん♪」
「は?は?は?頼作って?俺には作らないわけ?まーまずそうだからいらんけどー♪」
「どうせチャラ男の修輝くんはたーーくさんもらうもんねー!だから、あげん!」
「こいつ…ムカつく…」
「頼と麗奈にはあげるからね♪」
「「ありがと♪」」
これがバレンタイデー、一週間前の出来事…。
まさかねーこのせいでこんなことになるなんて…はぁー…。