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7 20歳になり、大人びたセイちゃん。

「すいません【支社長】【常務】【専務】今帰りました!」俺は社内の力関係により、オバサンを【常務】と呼び、オジサンを【専務】と呼んでいた。」


「帰ったか【主任】。お兄さんの様子はどうだった?」と、意外にも心配してくれる支社長だった。

「クエスチョン!天空のセイちゃんと言うのは、お兄さんの事だったの?」と質問する常務に対して・・・「いいや、5歳で半年間【異世界】に行っていた聖二君のことだよね。お兄さんは5年後に勇者召喚されて~7年後の最近、帰還したんだよね」と妙に詳しい専務に驚く俺。


「なんで詳しいんですか?たしかに新聞にはバンバン載りましたけど・・」と言う俺に専務が・・


「これだよ【月刊ムーニー】にスクープされていたよ」と雑誌を見せてくれたのだった。


「「「どれどれ」」」


〇スクープ!月刊ムーニーだけが掴んだ【異世界】の存在。

  F海道で行方不明になった10名の選手は生きていた!

〇世界中で多発する【人間蒸発】の裏に勇者召喚あり!

〇「私はUFOに乗せられて異世界に行った」

〇ニューワールドオーダーとは「魔法の復活」である

と、言う感じで記事が書かれており・・


「へえ・・私は初めて見ましたよ。こういう雑誌・・スポーツと勉強しかしてこなかったので、知りませんでした」と感動を覚えたのだった。


「ハハハ。私は創刊号から全部揃えているのだよ!」と日頃大人しい専務が興奮する姿が新鮮だった。


そんな中、常務が・・「プリーズ!専務と主任で【自衛隊祭り】のツアコンおねがいね」と業務命令?が成されたのだった。


新億千万駐屯地の「大戦車まつり」のツアコンとして、おれが【ツアコン】で専務オジサンが【通訳】としての通常業務を行った。


自衛隊のイベントは、外国人でも誰でも観覧できるのだが、パッケージツアーとして行動した方が、観る方も見られる方も双方安心できるので、会社の主要な業務の一環でもある。


「最近は外国人によるトラブルが多いので、東京などは実質【中国人おことわり】にしている店が多いそうだね」と教えてくれる専務のオジサン。


「自衛隊イベントについては、私も大分現地訪問しましたよ。岩月沢の施設部隊、埼山普通科連隊、美人対艦ミサイル連隊などなどです。内の会社ヒーロ・トップは思ったよりも自衛隊にパイプがあるのですね」と言う俺に・・



「ほう・・中々言う様になったね。学生服を着て面接に来た少年とは思えないよ」とニコニコ笑うオジサンだった。


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