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幽霊、俺はまだ死にたくねぇ  作者: 木原無二
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幽霊、坊さんの脅威は木魚らしい

こんにちは、カクヨムでもやらさして頂いてます。どうぞ宜しくお願いいたします。

浮かんでいる。

そう、なぜだか思えてしまった。

肌は水に浮いている感覚がする。なのに何故だか息苦しく、生き苦しい。

そして目には自分が焼かれている姿が写っていた。

あぁ、死んだんだ。俺。

焼いていると言う事は最近死んだのだろう。何故死んだのか思い出せんが。

んー何だっけなぁと思っていると骨が拾われていきあっという間に日も暮れ自分の葬式は終わった。

結局、思い出せないまま街を歩いていく。いや、飛んでいく。

魚を焼く匂いがする住宅街。

コロッケを揚げる音が聞こえる商店街。

街並み彩らせる建物。

「ここはどこだ?」

一切の見覚えがなかった。そもそも自分が誰なのかすら、わからなかった。

今の自分が着ている服。いや、着ているのかわからないが格好は何処かの学校制服で学校名まではわからなかったが自分の名前と思わしきものはわかった。どうやら、自分の名前は無常塔也と言うらしく、自分の入るらしいお墓の名前にそう書いているらしい。

だが、保護者やそういう存在はもう居ないらしく、親戚が憐れんで葬式をしてくれたらしい。本当にありがたい。

「&%r&%r〜」

葬式の会場に戻るとそこにはお坊さんがいた。なにやら唱えている。お経だろうか?

お坊さんがお経やら何やら唱えてはいるがちっちゃすぎてなんて言ってるのかわからない。だが、体が少しだけピリピリしていることが肌で感じられた。どうやらお経というのは本当に効果があるらしい。

「‘&’&rt‘&Rー」

もしかしてこれ、消えちゃうのだろうか?

坊さんの頭に触れようとするがまるで霧のように触れられない。段々と心が焦ってくる。

(展開早すぎないか!?まだ自我を持って間もないんだぞ!?)

いや、ゲームだとよく自分が攻撃されている時は触れられない相手でも攻撃することができると言うことが大体できたはずだ。

いや、出来なければならない。

その時、無意識のうちに自分は触れたいけれど触れたくない、そう思ってしまった。その感情があったせいなのだろうか?お経の声が止み苦悶の声が会場中に響き渡る。別に何か専門的な知識があった訳でもない。要は想像だった。

創造性。

人類の進化の原因の一つに成った物。

たとえ死んだとしてもそれは失われないのだろう。


「あああああああああああああああああああ嗚呼ああああああああああああああぁあぁっっぁぁ!!!!!」

んーうるさい。

ここからは感覚だがこの今触れている物は恐らく自分と良く似た何かが坊さんの中にあったんだろう。

触れている物と自分を比較してみる。

自分のは今も少しずつ何かのエネルギーが溢れているがこいつのは溢れていない。生きているからだろうか?

いや、それとも肉体を持っているからだろうか?

どちらにしろ、彼のお経を聞いてもやばいだろうし、このまま体からエネルギーが溢れ続けても消えるだろう。

なら、申し訳ないが彼から分けて貰うとしよう。

手に感覚を集中させる。すると先ほどとは比べ物にならないほどの大きな声とドタッと倒れる音が彼から聞こえた。

同時に自分の体が何かに満たされているような感覚があった。









感想とか批評とかなんかの反応くれると嬉しいでごわす

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